▼▼御茶ノ水アドバイザー通信[VOL116]▼▼平成29年1月13日号(差し替え)
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方におくらせていただいています。
今年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
先日、誤って早めに送信されご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。
目次
■高所得者の税・社会保障負担が増加される
■非正規労働者の処遇改善を進める企業への支援策拡充
■日本国籍でない人の相続はどうなる
■私の好きな山・登山道(山梨県身延山)
■私の好きな温泉(山梨県下部温泉)
■役に立つ助成金
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■高所得者の税・社会保障費負担が増加される。
〇税金では高所得の会社員が増税になる。給与収入から経費として差引いて納税額を減らせる「給与所得控除」が年収1000万円を超える人で縮小する。給与所得控除は16年度では収入が1200万円超の控除額が230万円であったのが、今年度から年収1000万円超の控除額が220万円に下がる。個人住民税は1年遅れで同様の仕組みに変わる。年間の税負担は夫の年収が1200万円で3万円、3000万円だと5万円増える。
〇社会保障の分野では、年収に連動して会社員らの負担する介護保険料を増減する「総報酬割」を8月から導入する。厚労省の試算によると、公務員と合わせて負担増となるのは約1300万人、逆に約1700万人は負担が減る。
急激な負担増を避けるため17年度から4年かけて導入する予定で、8月から総額の半分実施する。全面導入の段階では、大企業で年収が456万円なら労使合計で1人当たり月727円の負担増。年収が約841万円なら月5668円も負担が増える。
〇現役世代だけでなく、一定の所得がある高齢者の負担も増える。医療費の自己負担を和らげる「高額療養費制度」で70歳以上の負担限度額が8月から上がる。年収370万円以上の高齢者の場合、外来医療費の月額の上限は現行の4万4400円から5万7600円になる。年収370万円未満でも住民税課税世帯であれば上限は月額2000円上がり、1万4000円となる。上限が上がる分、高齢者の持ち出しが増加する。
〇4月には昨年に続いて労使で払う雇用保険料が下がる。現行の0.8%から0.6%となる見通しで、手取りの給料が少しだけ増える要因になる。
〇一般家庭が薬を購入した際の税負担を軽くする仕組みも始まる。市販薬のうち「スイッチOTC]と呼ばれる約1500品目を対象に、世帯の購入費用が年1万2千円を超えると、越えた額を所得から差し引いて課税対象の所得を減らせる。差し引ける上限額は8万8千円。対象品目はかぜ薬「パブロンSゴールド」(大正製薬)、胃腸薬の「ガスター10」(第一三共)などだ。スイッチ0TCはもともと医者の処方箋が必要だったが、ドラッグストアで買えるようになったが、例えば所得税率が20%の世帯で、購入費が2万円なら8千円が課税対象から差し引かれ、1600円分の所得税の負担が減る。
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■非正規労働者の処遇改善を進める企業への支援策拡充
〇非正規労働者の処遇改善を支援する「キャリアアップ助成金」に「諸手当制度共通化コース(仮称)」を新設する。通勤手当や役職手当など、正社員と非正規に共通した手当制度を一部でも作った企業が対象になる。職務規定などに新しい仕組みなど社会保険労務士など専門家への制度設計などを主に助成する。助成額は中小企業は40万円、大企業は30万円。財源は雇用保険の積立金を活用する。
〇非正規労働者の賃金引上げた中小企業に助成金を加算する仕組みは17年度も続ける。これまでは2%の賃上げをした場合に助成していたが、さらに!%の上乗せで1人当たり、7600円~1万8千円を加算する。
17年度予算案ではキャリアアップ助成金の拡充に約560億円を計上した。
〇同一労働同一賃金の導入には賃金制度や人事制度の改定が必要になる場合もあるため、各都道府県に相談窓口を設置する。経営コンサルタントなどの専門家を配置して個別の相談に応じる。
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■日本国籍でない人の相続はどうなる。
〇国をまたぐ法律問題についてどの国の法律問題についてどの国の法律を適用するかについては、各国がそれぞれルールを定めており、日本にも「法の適用に関する通則法」が存在します。日本は相続については本国法を適用するとの立場をとっています(通則法第36条)。本国法とは国籍のある国の法をさしますので、イタ
リア国籍の人がなくなった場合にはイタリアの法律を、中国籍の人がなくなった場合は中国の法律をそれぞれ適用するのが日本の立場です。なお、このルールに従って被相続人の本国の法律を調べると、「被相続人死亡時の常居所地の法律を適用する」などとさだめられていることがあります。この場合には結局、被相続人の本国法でなく、常居所地国の法律にしたがって処理します。
〇二重国籍の場合には、常居所のある国(常居所地国)の法を本国法とし、常居所がない場合には、総合評価により当事者が最も密接に関係している国の法を本国法とします(通則法第38条1項)なお、無国籍の場合にも常居所地国の法を本国法とします。ただし、日本国籍と外国籍を有する場合には、日本法を本国法とします
(通則法第38条但し書き)
〇除籍及び改正戸籍が滅失している場合、2016年3月11日付の通達により、「ほかに相続人が存在しない」旨の上申書の添付は不要となりました。そのため、現在は、戸籍及び残存する除籍当の謄本とともに、「除籍等の謄本を交付することができない」旨の市町村長の証明書を添付して相続登記の申請をします。
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■私の好きな山・登山道(山梨県身延山)
〇身延山は、山梨県南巨摩郡身延町と早川町の境にある山で標高1153mの山である。
〇身延山は、日蓮宗総本山久遠寺の山号でもある。
〇山麓の標高400m付近に日蓮宗総本山である身延山久遠寺があり、山頂にも日蓮が父母を偲んで建立したといわれる奥の院思親閣がある。
〇山頂へはロープウェイでは7分で登れるが、登山では往復4時間半程度で登れます。
〇3月中旬および10月上旬には、富士山山頂から日が昇るダイヤモンド富士がみられるため、写真撮影の客でにぎわいます。
〇頂上の南側展望台からは富士山が眺められ、北側展望台からは南アルプスや甲府盆地が眺められます
〇身延山のHP:http://www.minobu.info/
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■私の好きな温泉(山梨県下部温泉)
〇「武田信玄公の隠し湯」として知られる。歴史に名高い「川中島の合戦」で負傷した信玄公ほか兵士が湯治したことで有名です。
〇泉質は単純泉で、神経痛、切り傷、やけど、関節・筋肉リュウマチに効き目があります。
〇日本の名湯100に選ばれています。
〇下部温泉のHP:http://www.shimobe.org/about/
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■お役に立つ助成金
〇キャリアアップ助成金
・有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった非正規労働者の企業内でのキャリアアップを促進するための、正社員転換、人材育成、処遇改善などの取組を実施した事業主に対する助成金です。
・有期雇用→正社員で一人60万円(大企業45万円)、年度内15人まで対象となります。
・人材育成では、OJT800円、Offーjt800円(中小企業)が助成iされます。
〇キャリア形成促進助成金
若年者向け、海外訓練、技能伝承など、社内で実施する研修など幅広い訓練が対象になります。
OJT700円。Off-jtは800円(一人1時間当たり)助成されます。(中小企業の場合)
〇職場定着支援助成金
業種を問わず、離職率の提言目標を達成したときに助成されます。介護福祉機器の導入助成があります。
・今日管理制度助成として、離職率の低下の目標達成に対し60万円、介護労働者の雇用管理については、賃金制度助成が50万円、離職率の目標達成に1年経過後60万円、3年経過後90万が助成されます。
〇3年以内既卒者等採用助成金
卒業または中退後3年以内の若年者が対象となり、就職後1年、2年、3年定着後助成につき、一人目、二人目で助成されます。
なお、詳細は当事務所までご照会ください。
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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