▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL118)▼▼平成29年2月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■年金受給資格期間の10年への短縮
■政府原案は残業時間の上限60時間とまとめる
■厚労省金銭払い解雇の導入の論点を提示
■私の好きな山・登山道(長野県乗鞍岳)
■私の好きな温泉(長野県白骨温泉)
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■年金受給資格期間の10年への短縮
〇改正法では、従来行う予定であった「消費税10%引き上げ時」から「平成29年8月1日」に改めており、平成29年9月分の年金から支給されるようになります。改正法の対象には、旧法の老齢年金、通算老齢年金など、そして老齢基礎年金、特別支給の老齢厚生年金、老齢厚生年金、退職共済年金、寡婦年金が含まれます。
〇10年への短縮による老齢基礎年金の受給権者は約40万人となる見込みで、特別支給の老齢厚生年金の受給権者は約24万人、併せて約64万人の方が受給権を得ることができます。
また、すぐには受給権が発生しないが、70歳までの任意加入等で年金受給資格期間を満たす予定者が 65歳以上で約6万人、60歳から65歳未満で約11万人、、計約17万人とされています。
〇日本年金機構は、平成29年2月末より7月上旬まで5回に分けて、約64万人の送付対象者に対し、期間
短縮用のターンアラウンドの年金請求書を順次送付する予定です。この年金請求書に関しては、平成29年3月以降において事前受付が可能です。そのため、平成29年8月1日の改正法施行前に対象者全員に年金請求書の送付を完了し、その後受付、審査を行い、施行日以後に裁定処理、年金証書発行、支払処理、本人への通知を行い、平成29年10月中旬には施行日前に請求を行った方全員に支払いを行うとのことです。
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■政府原案は残業時間の上限60時間とまとめる
〇政府は「働き方改革」として企業の残業時間をつき60時間に制限する上限規制の原案をまとめた。企業の繁閑に配慮し、忙しい月は100時間までの残業を認めるが、年間では月平均60時間に抑えるよう企業に義務付ける。原則として全業種を対象にして違反企業には罰則を課す。労使の代表や与党とも調整し、年内に労働基準法の改正案を国会に提出する。
〇「働き方改革実現会議」で議論をはじめ、2月半ばに開く会合で原案を示す。今の労基法は1日の労働時間は8時間まで、1週間では40時間と定めている。同法36条に基づく労使協定を結べば残業が認められる。
この場合、月45時間までにするよう厚労省は求めている。ただ特別条項を付ければ残業時間の制限はなくなる。政府は労基法を改正して特別条項にも上限を設け、月60時間までにする。
〇例えば、特定の時期が忙しい企業には1カ月のみ100時間、前後の2カ月は80時間まで認める案を政府内で検討している。こうした場合はほかの月で残業時間を抑え、年間で月60時間をこえないように企業に義務付ける。
〇上限規制の対象業種も広げる。今はトラック運転手などの運送業、建設労働者ら一部の職種は除外され、青天井で働き続けることができる。政府原案ではこれらの業種にも規制を適用する。発注者や取引先との取引関係に配慮し、人材確保などができるまで導入に移行期間を設けることを今後関係者と調整する予定。
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■厚労省金銭払い解雇導の論点提示
〇厚労省の有識者検討会は、1月30日、裁判で不当とされた解雇を職場復帰でなく、お金で救済する「金銭解決制度」の導入に向けた本格的な議論を始めた。企業側からも制度の利用を申し込めるかどうかや、解決金の額などが主な争点になる。
〇検討会では新制度について複数の検討事項を示した。企業側がお金による解決を望んだ時も仕組みを使えるようにするのかどうかだ。もともと今回議論されている制度は中小・零細企業ではほとんどお金を得られずに、泣き寝入り同然に解雇される労働者を救済する目的が大きい。2013年には裁判で不当とされた解雇が約200件あった。
〇制度の導入を掲げた日本再興戦略では、しくみを新たに作ることで、解雇を巡る紛争処理の「時間的・金銭的な予見可能性を高める」ともしている。十分な解決金を迅速に得られれば、次の仕事も探しやすくなり、結果として労働市場の流動化促進にもつながる。労働者側が懸念しているのは、新制度を企業が使えるようになれば、金銭による安易な解雇が助長されるのでないかという点だ。金銭水準に上限を設けることに労働者側は反対の立場だが、下限の設定には解決金が膨らむとして、中小・零細企業の反対が強い。
〇新しい仕組み自体を不要とする労働者側の反発が必至で、議論は次回以降に持ち越しとなった。また、 既存の紛争解決の仕組みとの関係も焦点で、労働審判制度の充実で可能などとして新制度は不要との意見も出た。
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■私の好きな山・登山道(長野県乗鞍岳)
〇乗鞍岳(標高3026m)は日本百名山のひとつで、ハイキング的コースで百名山の中ではお得コースです。
〇乗鞍岳登山の起点となる畳平は、通年マイカ―規制が行われるため、長野県の乗鞍高原と岐阜県の平湯・ほうのき平からシャトルバスが運行されています。
〇畳平から頂上の剣ヶ峰まで1時間半程度です。夏時に変化を楽しむには、乗鞍高原から入る場合、肩の小屋口で乗車すると、大雪渓やチングルマ、イワガミ、イワウメ、ガンコウラン等の高山植物が楽しめます
〇肩の小屋からは歩きにくいザレた緩斜面を登ります。途中、右手に朝日岳を見ながら、蚕玉岳のピ-クを通過して、乗鞍山頂に到着します。頂上には、頂上小屋があり、お土産等が販売されています。
〇乗鞍岳のHP:http://www.veryblue.org/blog/mountaineering/norikuradake/
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■私の好きな温泉(長野県白骨温泉)
〇白骨温泉のお湯はお、肌にやさしい弱酸性です。普通、乳白色の温泉は強酸性のため、お肌にちくちく刺激があること多いのですが、白骨温泉のお湯はマイルドです。
〇硫黄と炭酸成分は、どちらも血管を拡張する作用があります。白骨温泉の湯は血流を抑止、体を芯から温めます。
〇飲むことで硫黄と炭酸成分を直接体内にとることにより消化器系の臓器の血流がよくなり、臓器の働きを良くするとともに、便秘にも効果があります。
〇標高1400mにある温泉のため、脳を刺激し養分の摂取や吸収を高める作用が働き、自然治癒力を高めます。
〇交通アクセスは、松本IC,高山ICから1時間程度です。平湯温泉から20分程度です。
〇白骨温泉のHP:http://www.awanoyu-ryokan.com/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
電話:03-6206-0580、Fax:03-6206-0581
E-mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp URL:http://www.egawa-houmu.com
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