▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL121)▼▼平成29年3月31日号
コノメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■残業時間のルールはこう変わる
■日本で働く外国人就労状況
■住宅地9年ぶりに上昇
■私の好きな山・登山道(新潟県苗場山)
■私の好きな温泉(新潟県湯沢温泉外湯「街道の湯」)
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■残業時間ノルールはこう変わる
〇労働基準法で労働時間は1日8時間・週40時間と決まっている。企業がこの時間を超えて労働者を働かせる場合は、労使で「36(サブロク)協定」を結び、残業を認め合う必要がある。ただその場合でも、厚労省の告示で「原則月45時間、年360時間まで」と定めている。それよりも労働時間が長くなる場合は、特別条項付の36協定を労使で結ばなければならない。特別条項を結んだケースでは事実上残業時間に上限がなくなり、青天井で時間外労働ができた。
〇労使合意では、引き続き残業時間の原則は月45時間までとする。その上で業務の繁忙などを理由によりこの時間を超えて働く場合は、「年間720時間」の上限を設ける。720時間の枠内であれば、2ケ月から6ケ月の平均では「80時間」、1ケ月では「100時間」を基準に時間外労働ができるようにする。ただし月45時間を超える残業は最大で年間6カ月までしかできない。「80時間」「100時間」という数字は、過労死の認定基準を参考にした。過労死の原因の多くは脳・心臓疾患で、発症前の1カ月間に100時間超、または2カ月から6カ月間につき80時間超の時間外労働があった場合、疾患との関係が強まる。
〇政労使の合意で年間720時間となった残業時間の上限規制には抜け道もある。この数字は休日労働の時間を含んでおらず、それを加えれば720時間を突破することもありうる。労基法は週1回の休日を義務付けており、休日以外に残業する「時間外労働」と「休日労働」を区別している。政労使の合意は720時間を時間外労働の上限としている。一方もう一つの上限規制である「2~6カ月の月平均80時間」は休日労働を含む。
こちらは抜け道がない残業時間の上限だ。休日労働するには「36協定」を結ばなけれなならない。35%の割増賃金が休日労働への一定の抑止力になるという見方もある。
〇建設、運輸は適用「猶予」期間を設け、適用は2020年の東京五輪後をメドとしている。研究開発は健康確保 措置を義務付けて例外とする方針です。
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■日本で働く外国人の就労状況
〇日本で働く外国人が2016年に100万人を超えた。厚労省の調査によると、16年10月末時点の外国人労働者は108万3769人。1年前より約2割、5年前より約6割の増加となり、伸びに勢いがある。
〇外国人は、どこの国からきているかといえば、中国の約34万5千人で、全体の3割以上を占める。次いで、ベトナム(約17万2千人)、フィリピン(約12万8千人)、ブラジル(約10万7千人)の順。5年前と比べると、ベトナムとネパールは7倍を超える人数に増え、伸び率では群を抜く。
〇外国人が日本に滞在するときの身分や地位、活動範囲を定めた在留資格でみると、「専門的・技術的分野」の在留資格を持つ人は約20万人。一方、海外への技術移転を本来の目的とする技能実習生が約21万人、留学生のアルバイトが約21万人いる。就労が目的ではないこの二つを含めると約42人となり、就労目的の外国
人材の2倍の規模。人手不足の現場では、技能実習生や留学生が貴重な戦力として雇用されている。
〇法務省の在留外国人統計によると、外国料理の調理師など「技能」の在留資格を持つ外国人は、16年6月末現在で約3万8600人、5年前と比べると22%の増加で、レストランなどで腕を振るう外国人シェフが増えている。このほか、医師や看護師など「医療」の資格を持つ外国人が5年前に比べ約4.2倍に増えた。日本に住む
外国人や訪日客が増え、日本の医療機関が外国人スタッフの採用に力を入れていることが背景にある。
一方、ダンサーなどの「興行」や弁護士などの「法律・会計」の在留資格を持つ外国人は、5年前に比べて減少している。
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■住宅地の公示地価が9年ぶり上昇
〇国土交通省が21日に発表した2017年1月1日時点の公示地価は全国の住宅地が前年比0.02%プラスと9年ぶりに上昇に転じた。景気の緩やかな回復や低金利を背景に、先に上昇した商業地を追う。全用途は0.4%プラスと2年続けて上昇した。
〇住宅地は前年の0.2%下落から下げ止まり、08年以来のプラス。低金利と住宅ローン減税による需要下支え効果で総じて底固く推移した。ただ回復の勢いは緩やかだ。一足早く地価上昇した三大都市圏では上昇が0.5%と前年並み。都心では価格高騰で゛マンション販売が鈍り、大阪圏と名古屋圏の住宅地の上げ幅は縮小だ。
住宅地は1万7909地点のうち、上昇34%、下落43%と、なお下落した地点が多い。
〇弱さの残る住宅地に対し、商業地は安定して上昇基調を保つ。1.4%上昇と2年連続プラスで前年の0.95%上昇から上げ基調を強めた。2年連続のプラスは07から08年以来ダ。オフィス需要が堅調。訪日客が集まる都市を中心に店舗の収益性が高まりホテル用地の確保も相次ぐ。三大都市圏が3.3%上昇し、札幌、仙台、 広島、福岡の地方4都市も6.9%上がった。
〇地方の中核都市では交通インフラ整備や再開発で利便性が高まり、地下が上昇している。商業地の上昇率は、札幌市が6.1%、仙台市が9.0%、広島市が4.7%、福岡市が8.5%で比較的割安で比較的高い利回りを確保できるとして投資マネーを集めている面もある。
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■私の好きな山・登山道(新潟県苗場山)
〇苗場山の主な登山口は新潟県側から登る祓川コースと長野県側から登る小赤沢コースがあります。東京から行く場合祓川コースのほうが距離的に近いので日帰り登山であればこのコースをお勧めします。
ただし、登山客が多いため駐車場の確保が大変で、早朝到着が絶対です。
〇登山の所要時間は和田小屋を起点に往路3時間半、復路3時間程度です。神楽ケ峰から苗場山の眺望が見事ですし、苗場山頂の直前の急登で体力が消耗しますが、山頂周辺の池塘・高層湿原と高山植物が見ものです。
〇紅葉が素晴らしい山のため、秋の登山は混雑すること確実です。
〇登山客が多いため登山道は整備されており、安心して登れるうえ、ベンチもあちこちにあり休息に便利です。
〇標高は2145mですが、山頂には山小屋2軒あるので、朝夕の景色を楽しみたい方は宿泊をお勧めします。
〇苗場山のHP:http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=68136
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■私の好きな温泉(新潟県湯沢温泉外湯「街道の湯」)
〇湯沢温泉外湯の中で唯一露天風呂がある町営温泉施設です。
〇泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、冷え症などに効能があります。
〇温泉施設は、みつまた・かぐらスキ―場(徒歩5分)の近くにあるため冬場はスキ―客でにぎわいます。
また、苗場スキ―場からも車で20分程度の距離です。
〇三国街道(国道17号)沿いには温泉施設が多いのではしごもできます。
〇「街道の湯」のHP:http://yuzawaonsen.com/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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E-mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp URL:http://www.egawa-houmu.com
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