▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL125)▼▼平成29年5月31日
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■規制改革会議の答申内容
■国民年金は未納7カ月で強制徴収へ
■こども健康保険検討へ
■私の好きな山・登山道(福島県川俣町花塚山)
■私の好きな温泉(福島県岳温泉)
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■規制改革会議の答申内容
〇政府の規制推進会議は5月23日,安倍首相に答申を提出した。同会議は昨年9月に発足し、首相への答申は初めて。全141項目からなり、農業や訪日外国人(インバウンド)支援、次世代自動車など新規事業への投資拡大、介護・育児など幅広い分野での規制改革をまとめた。
〇働き方改革では、長時間労働を是正するため、労基署の業務の一部を民間に委託する。人手不足で監視が追いつかないため社会保険労務士らに委託する。民間は事業所に立ち入る権限がないため、アンケート調査の送付や回収など立ち入り前の業務を認める。
〇インバウンド需要への対応では、宿泊施設や運輸・通信サービスの充実に向け規制を緩和する。今は最低5室以上の整備が必要な旅館やホテルの客室規制を撤廃するなど旅館業法を抜本的に見直す。タクシ―利用の拡大を見据え、事業者の事前の運賃設定を見据え、事業者の運賃設定を認めることを検討する。
〇農業では屋内施設で野菜などを栽培する植物工場にかかる税負担を軽減する。農地に植物工場を建てても土地の固定資産税を据え置く。現状は10倍以上に跳ね上がる。
〇一方では具体性があいまいで踏込不足な項目、例えば介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせた混合サービスは18年度に打ち出すにとどまった。
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■国民年金は未納7カ月で強制徴収
〇厚労省と日本年金機構は国民年金保険料の未納対策を強化する。年間所得が300万円以上ある場合に
財産を差し押さえる強制徴収の基準を「13カ月以上未納」から「7カ月以上」へ2018年度から広げる。
強制措置の対象拡大は3年連続。低迷する納付率の引き上げに熱心に取り組む姿勢を示し、年金制度への信頼を維持する狙いもある。
〇強制徴収の対象拡大は3年連続だ。15年度以前は所得400万円以上かつ未納7カ月以上を対象にしていた。 まず、16年度に所得の基準を350万円以上に拡大。17年度は300万円以上にまで広げたが、新たに対象になった300~350万円の層は未納月数の基準を13カ月にしていた。今回固めた18年度の変更で300~350万円の層も未納7カ月以上で強制措置を受けることになる。強制徴収の対象者は現在30万人を超えるとみられるが、今回の措置で数万人が新たに対象に加わる。ただ再三の督促に応じない場合などに限って財産を差し押さえるため。強制徴収の件数が(15年度7300件)大幅に増えるかはっきりしない。
〇国民年金制度には低所得者向けに保険料の納付免除制度がある。強制徴収の基準を300万円からいっそう引き下げるのは免除制度に近づいてくるため難しい。そのため未納月数の基準を引き下げることで強制徴収を強化することにした。年金保険料の納付率は60%程度で低迷している。ただ厚労省が発表する納付率は低所得者や学生などの保険料免除・猶予されている人を対象者から除いているため、実質的な納付率は4割にとどまっており、将来の年金財政に不安を残している。
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■こども保険検討へ
〇政府は教育無償化や待機児童解消などを賄うため新たな財源として、年金などの保険料に上乗せして徴収する「こども保険」制度の検討に入る。税金や企業からの拠出金で賄う案などと比較検討し、早ければ年内に方向性を出す。
〇第一の論点がサラリーマンや企業に負担が集中する点だ。年金の保険料は企業と勤労者の折半となっており、仕事をリタイアした高齢者は支払う必要がない。子供を産まない家庭は自動手当を受け取る機会がなく、保険料の「払い損」となるとの懸念がある。負担の半額を請け負う経団連は現役世代や企業のみ負担を求めるのはバランスを欠くと懸念を表明した。
〇集めた保険料の使途も重要な論点だ。提唱した小泉氏らは小学校就学前の保育園や幼稚園などにかかる経費を念頭に置く。政府内では大学までの無償化も浮上する。また、支援する家庭も高所得者は対象にすべきでないという意見が自民党には根強い。今後の詰めが必要である。
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■私の好きな山・登山道(福島県川俣町花塚山)
〇うつくしま百名山のひとつで、標高918.5mです。
〇この山が有名になったのは、2016年に富士山が見える北限の山としてTVで紹介されたためである。
〇地元の登山愛好家3人が2011年から2016年まで6年かけて3枚の富士山の写真撮影に成功し、地図センターから認定されたためである。
〇川俣町、飯館村の最高峰である。川俣町の飯坂、小常木地区と、飯館村の飯樋地区から登山道があるが、花塚の里に駐車場(30台駐車)があるので、花塚の里から「護摩壇岩」までは50分の行程であり、展望のきく「花塚台」があり、通常「花塚山」といえばここを指している。なお、頂上は見通しはよくないです。
〇花塚山のHP: http://www.asahi.com/articles/ASK1J4H8NK1JUGTB006.html
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■私の好きな温泉(福島県二本松市岳温泉)
〇岳温泉は、安達太良山に登るのに適した温泉として有名です。川俣町に適した温泉がないためここを紹介いたします。
〇岳温泉は、安達太良山ならびに鉄山直下の「くろがね小屋」の付近の豊富な湧泉から引き湯しています。
〇泉質は無味無臭のPH2.48の酸性泉です。福島県では酸性泉は3か所ですが、日本中では草津、雲仙が有名です。抗生物質がなかった当時は、医療効果の温泉として貴重でした。
〇神経痛、筋肉痛、関節通、慢性消化器病、疲労回復に効能があります。
〇源泉から8kmを管を通じて流れてくるため、肌にやさしい柔らかな湯になって旅館に届くのが特徴です。
〇江戸時代後期の「諸国温泉効能番付表」では東北トップの前頭2枚目の位置にありました。
〇岳温泉のHP:http://www.dakeonsen.or.jp/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
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