▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL130)▼▼平成29年8月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■健保4分の1が解散危機
■介護保険料1300万人上げ
■職場意識改善助成金(職場環境改善コース)
■私の好きな山・登山道(山梨県間ノ岳)
■私の好きな温泉(山梨県奈良田温泉)
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■健保の4分の1が解散危機
〇2025年度までに大企業の健康保険組合の4分の1は財政悪化で解散の危機に追
い込まれる。健康保険組合連合会がまとめた内部試算が明らかになった。高齢者
向け医療費を補てんするための「支援金」が急増するのが主因だ。保険料率が加
速度的に上昇していく恐れがあり、高齢者の負担適正化や無駄排除など医療費
抑制の議論が避けて通れない。
〇健保連がまとめた試算では25年度に協会けんぽの保険料率を超える組合は380
と全体の4分の1にのぼる。
同料率は協会けんぽが赤字にならないよう「収支均衡保険料率」と呼ぶもので、
このラインを超えた健保組合は協会けんぽに移ったほうが料率が下がるため、解
散の引き金になりやすい。
〇試算では、25年度には現役世代向けの支出が4兆4200億円と15年度に比べ
17%増える一方、支援金の伸びは39%に達し、実額で4兆5000億円まで膨ら
み、組合員向けの医療費を仕送り分が逆転する。
加入者の負担は増加の一途だ。保険料率は15年の平均9%から25年度には
同11.8%に急上昇する見込みです。
〇支援金の計算方法は「総報酬割」という仕組みに今年度から全面的に切り替わる
ため、新方式では算定の基準が「収入」に代わり、収入の高い加入者が多い大企
業へのしわ寄せが強まった。このため、大企業のサラリーマンなど特定の層に負担
が偏らないよう、医療費の分担を平準化する仕組みが国民皆保険の維持につな
がる。
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■介護保険料1300万人上げ
〇8月から社会保障制度の仕組みが変わり、一部個人の負担が増える。介護は収入
が多い大企業社員ら1300 万人の保険料が上がる見込み。医療では月々の窓口負担に上限を設ける高額療養費制度で70歳以上の負担上限を引き上げる。年金
では受給資格者を増やす手立てを講じるが、どれも小粒な改革だ。
〇介護では、収入に連動して保険料を増減する「総報酬割」を導入。これまでは加
入者の数で収まる額を決めてきたが支払い能力のある人には今までより多めの
負担を求めることにした。今回の見直しでは主に大企業に勤める高中所得者の
負担を増やし、収入が少ない中小企業で働く人は保険料を下げる。負担増となる
人は1300万人、逆に負担減は約1700万人と試算する。 急激な負担増を避け
るため、保険料算定は4年かけて取り入れる。18年度は保険料総額の半分、19
年度には4分の3,20年度には全面導入する予定。
〇医療では高額療養費にメスを入れる。具体的には年収370万円以上の高齢者
の場合、月額上限は現行の4万4400円から5万7600円になる。年収370万
円でも住民税課税世帯であれば、上限は月額2千円増の1万4千円となる。
〇8月から年金の仕組みも一部変更となる。受給資格期間が25年から10年に短
縮され、新たに薬64万人が年金の受給権を得る。10年間年金を納めてももらえ
るのは月1万6千円程度。今回の制度改正で新たな低年金層を産むという指摘
もある。
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■職場意識改善助成金(職場環境改善コース)
〇労働時間等の設定の改善により、所定外労働時間の削減や年次有給休暇の取得
促進を図る中小事業主に対して、その実施に要した費用の一部を助成する。
〇支給対象となる事業主:(1)労災保険の適用事業主であること、(2)中小事業主であ
ること事業開始時の労働者の年次有給休暇の取得日数が13日以下であって月
間所定外労働時間が10時間以上である事業主であること。
〇支給対象となる取り組み
(1)労働者に対する研修、周知、啓発、外部専門家によるコンサルティング、就業規
則、労使協定の作成・変更
(2)労務管理用ソフトの導入、労務管理用機器の導入、デジタル式運行記録計の導
入・更新、テレワーク用通信機器の導入・更新など
〇年次有給休暇の平均取得日数を4日以上増加させる(a)、所定外労働時間を5時
間以上削減する(b)
〇助成金の支給内容(成果の目標達成状況に応じて支給します)
(1)a,bいずれも達成→補助率3/4、上限額100万円
(2)どちらか達成→補助率5/8、上限額83万円、(3)いずれも未達成→補助率1/2、
上限額67万円
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■私の好きな山・登山道
〇国土地理院の標高見直しにより、日本で標高が4位から3位に昇格しました。奥
穂高岳と標高が同じです。
〇BSTVで放映していましたが、仙丈ケ岳から写真を撮れば、1位の富士山、2位の
北岳、3位の間ノ岳の順で
一枚の写真に納まるそうです。
〇間ノ岳は白峰3山北岳、農鳥岳の間にあるので間ノ岳と名付けられたそうです。
〇間ノ岳単独で登山する方は少なく、白峰三山縦走または塩見岳までの縦走で登る
機会が多いようです。
〇北岳山荘から間ノ岳までは割合平坦ですが、ガスがかかると道を間違えそうのな
ので登山道をまちがえないよう注意が必要です。天気がいいと富士山がまじかに
見えるし、展望のいい尾根歩きになります。
〇北岳・間ノ岳日帰りピストンで登りたい方があるようですが、健脚でも難しいようで
す。
〇間ノ岳の:HP:http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=40585
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■私の好きな温泉(山梨県奈良田温泉)
〇国道52号から山梨県同37号南アルプス公園線を進み、西山ダムの右岸に温泉
街が存在する。
ここから北の白鳳渓谷へはマイカー規制がかかっており、マイカ―では自由に往
来できず、温泉街にある駐車場で乗り換えて、山梨交通のバスまたは乗合タクシ
―を利用することになる。
〇白峰三山の登山口、下山口として奈良田温泉を通ることになる。
〇施設としては「白根館」、町営の日帰り入浴施設「奈良田の里温泉」がある。
〇アクセスは、身延線身延駅よりバスで約100分ほどです。
〇泉質は、日帰り温泉がナトリウム―塩化物―炭酸水素塩泉白根館は、硫黄泉ーナ
トリウム―塩化物泉です。
〇奈良田温泉のHP:http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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