▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL150)▼▼平成30年6月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
また、今号で150回を迎えることができました。ひとえに皆様のおかげと感謝申し上げます。
目次
■ハマキョウレックス・長澤運輸事件最高裁判決
■外国人、単純労働に門戸
■所有者不明の土地、調査権限付与検討へ
■私の好きな山・登山道(福島県燧岳)
■私の好きな温泉(福島県元湯山荘)
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■ハマキョウレックス・長澤運輸事件最高裁判決
〇正社員と非正規社員の待遇差が、労働契約法が禁じる「不合理な格差」に当たる
かが争われた二つの訴訟の判決が6月1日、最高裁第二小法廷であった。
〇訴訟は、浜松市の物流会社・ハマキョウレックスの契約社員の運転手と、横浜市の
運送会社・長澤運輸を定年退職後に再雇用された嘱託社員のトラック運転手3人
がおこしていた。
〇ハマキョウレックス訴訟で最高裁は、労働契約法の規定が「正社員と非正規社員
の職務の内容などの違いに応じた均衡の取れた処遇を求めるものだ」と指摘。待
遇の差が合理的かでなく、不合理かどうかで判断すべきだとした。
個別の手当てにつき、無事故手当・作業手当・給食手当・通勤手当は「職務内容が
正社員と異ならない契約社員に支払われないのは不合理だ」として4手当を認めた
高裁判断を支持。皆勤手当も「差は不合理」として、審理を高裁に差し戻した。な
お、住宅手当については、「不合理でない」とした。
〇長澤運輸訴訟も同じ判断基準を適用。再雇用された嘱託社員たちについては、要
件を満たせば年金の支給を受けられるという事情などを考慮し、「不合理でない」と
した。
ただ、休まずに出勤することを奨励する精勤手当や超勤手当については趣旨を考
慮し、正社員と差があるのは不合理だと判断。超勤手当の賠償を検討させるため、
高裁に審理を差し戻した。
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■外国人、単純労働に門戸
〇政府は6月にまとめる経済財政運営の基本方針に最長5年間の新たな就労資格を
設けることを明記する。
〇技能実習制度は最長5年の研修を認めるものの、研修期間を終えると本国に帰国
しなければならず、人手不足に悩む企業側から不満が出ていた。政府は人手不足
に対処するため2019年4月以降に技能実習の修了者は最長5年の就労資格を
得られるようにする。それでも人手不足が想定されるため、さらに門戸を広げる。
移民政策と異なるが、政府の外国人受け入れ政策の大きな転換となる可能性があ
る。
〇19年4月に建設、農業、宿泊、介護、造船業の5分野を対象として「特定技能評価
試験 (仮称)」を新設し、合格すれば就労資格を得られる。各職種ごとの団体が国
の求める基準をもとに、日本語と技能の試験を作成し、実施する。日本語能力の基
準は原則、日本語能力試験の「N4」とする。建設と農業は「N4まで求めない」 とし
て、日本語が苦手な人でも受け入れる。
〇政府は25年までに5分野で約50万人超の受け入れを目指す。建設では30万人
の確保を目標にし、農業では26千人から83千人程度、介護では年10千人を目
標とする。
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■所有者不明の土地、調査権限の付与検討
〇政府は所有者の氏名や住所が正確に登記されていない土地について、登記を担う
法務局の登記官に所有者を特定する調査権限を与える検討に入った。地方では
所有者不明の土地が増えている。
〇政府は2018年度の経済財政運営の基本方針に盛り込む方針だ。19年の通常国
会への関連法改正案の提出と同年度中の改正法施行を目指す。正常に登記され
ず、調査の緊急性が高い土地に限るため、法制審議会にかける必要性がない。
〇所有者のわからない土地があっても、登記や登記簿の書き換えなどの申請がない
限り、関係戸籍や固定資産課税台帳などを閲覧することは認められていない。こう
した制度の存在が所有者不明の土地を放置する一因となっている。法改正後は、
登記官は所有者の許可なく、登記簿に記載された所有者の情報が正しいかや土
地の変遷などを調べられるようになる。登記簿に正確な情報を反映させることで自
治体や企業の土地活用に役立たせることが可能となる。
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■私の好きな山・登山道(福島県燧岳)
〇尾瀬沼の正面に燧岳の全容が望めます。
〇標高2356mで、日本百名山の一つである。
〇燧岳の登頂であれば、桧枝岐側の尾瀬御池コースで6時間強で往復できます。沼
山峠からは8時間程度、
大清水から燧岳往復の場合は、尾瀬沼の山小屋に宿泊して13時間程度の登山と
なります。
〇尾瀬御池からは広沢田代、熊沢田代の湿原を通って登れます。
〇尾瀬沼は高山植物の宝庫で、ミズバショウ、ニッコウキスゲ、チングルマなどが楽し
めます。
〇燧岳のHP:http://www.oze-info.jp/hiuchi/
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■私の好きな温泉(福島県桧枝岐村元湯山荘)
〇山小屋としては珍しい温泉付き山小屋です。尾瀬ヶ原では唯一の温泉が湧いてい
る小屋です。
〇泉質は諸説あり、石膏泉とか硫酸塩泉、またはみょうばん泉といわれています
〇元湯山荘は、見晴新道から外れますが、尾瀬ケ原からそれほど離れていません。
〇山荘は平成6年に建て替えられた山荘で、きれいな山荘です。
〇元湯山荘のHP:http://www.welcome-to-oze.com/mountain/?page=0002
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