▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL151)▼▼平成30年6月29日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■3年連続最低賃金20円引き上げへ
■雇用保険育休シフト
■認可外保育手厚く
■私の好きな山・登山道(北海道幌尻岳)
■私の好きな温泉(北海道平取町びらとり温泉)
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■3年連続最低賃金20円引き上げへ
〇厚労省は今秋の最低賃金の見直しに向けた議論を6月26日から始める。全国平均で時給848円という
今の水準を引き上げる方向で、上げ幅は3年続けて20円を超す見通しだ。政府は17年3月に策定した
「働き方改革実行計画」で最低賃金を年3%程度引き上げ、全国平均1000円を目指すと明記した。
17年度の見直しは政府の意向にそってちょうど3%(25円)の引き上げで決着した。
〇今年6月に閣議決定した経済財政運営の基本方針(骨太の方針)でも3%程度の方針を盛り込んでおり、18
年度もデフレ脱却を後押しする狙いから20円を超す引き上げが確実な情勢。3%アップの決着なら最低賃金の
目安は再び25円上がり、873円になる。このペースが続くと、23年度に全国平均1000円を達成する。
〇もっとも大都市部では人手不足を背景に最低賃金を上回る条件の求人が多い。リクルートジョブズによると、
パートの募集時の平均時給は首都圏で1064円。東京都の最低賃金よりも100円以上高い。近年の最低賃
金の引き上げは、こうした賃上げの流れを地方に波及させる効果が大きい。
〇経営体力が乏しい企業にとっては人件費負担が重くなる。持続的に引き上げていくには、企業の労働生産性
を高めることが必要である。日本の最低賃金は主要国に比べてなお見劣りする。労働力を外国人で補うなら、
主要国並みに賃金を引き上げていく努力が欠かせない。
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■雇用保険育休シフト
〇「失業保険」と呼ばれてきた雇用保険制度の性質が変化している。2017年度の給付を見ると、育児休業の際
に受け取れる給付金が約4800億円と全体の3割を超え、過去最高になった。一方、65歳になるまで受け取
れる失業給付は約5800億円で、過去10年間で最も多かった09年に比べ6割減った。人手不足の中、制度
の軸足が雇用の継続へ移っている。
〇17年度の給付額は合計で約1兆5千億円。前年からほぼ横ばいだが、内訳をみると失業給付が6%減った一
方で、育児休業給付が6%増えた。育児休業給付の受給者が178万人に上り、10年前の2.7倍となってい
る。生まれる子供の数は減っているにもかかわらず、受給者の増加傾向が続いている要因は、主に二つある。
〇 一つは少子化対策を狙った給付の拡充だ。厚労省は14年度には休業前の賃金に対する給付額の割合に
ついて、それまでの50%から67%に引き上げた。もう一つは深刻な人手不足だ。多くの企業はすぐに新しい
人材を確保できない。育児休業を取りやすくすることで、落ち着いたら職場に復帰できるよう環境を整えてい
る。女性の育児休業取得率は8割を超えている。
〇今後増加がみこまれるのは介護で休業する人への給付だ。親などの介護を理由に離職する人は年間10万
人に上る。厚労省は「介護離職ゼロ」を目標に、給付率を引き上げ、分割取得を可能にするなど使い勝手をよく
した。17年度の給付は約50億円で前年に比べ4割増えた。雇用保険の積立金は約6兆円に上り、財源が潤
沢なため、育休や介護給付をさらに拡充することを検討している。
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■認可外保育手厚く助成
〇政府は待機児童の解消に向けた支援を拡大する。従業員300人以下の中小企業に対する補助金を
手厚くし、従業員向けの保育所を設置しやすくしたり、認可外保育所が国の認可を受けられるように支援
することで保育の質を底上げしたりする。2019年10月から始まる幼児教育の無償化をにらんで、質量の両面
で保育の充実を図る。
〇支援の対象は、保育士の配置基準などを満たせていない認可外保育所。企業が従業員らのために整備する
企業主導型保育所は、16年度から国が補助金を出して整備を進めている。同年度に増えた保育定員のうち、
2割弱は企業型。この2年で6万人弱を確保したが、17年度目標7万人分には届かなかった。
〇補助のうち、最も増やすのが運営費。算出根拠になる単価を実質2%引き上げる。例えば東京23区で1~2
歳児を30人受け入れた場合、保育士が全員資格を持っていれば月額10万円超の加算になる。
整備費も手厚くする。他企業と保育所の共同設置・共同利用を進める場合、主体となる企業に100万円を支
給する。防犯・安全対策を強化した場合は10万円を上乗せして20万円を補助する。また、認可保育所への移
行支援として18年度予算は1施設当たり月額199万円と前年に比べ2割増やした。コストをかけて認可保育
所を新設するより、既存の施設や人材を活用するほうが効率的と厚労省は見ている。
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■私の好きな山・登山道(北海道幌尻岳)
〇北海道日高山系の最高の山で、標高2052mです。日本百名山に数えられる山である。
〇登山口は、新冠コースと振内コースがあるが、振内コースが一般的です。
〇額平川の林道終点からダム取水口まで5Kmを砂利道を歩き、取水口から幌尻山荘迄、額平川を20回度徒
渉しながら登る。しかし、雨天後は水嵩が増すため、天候次第では危険な登山となる。このため、単独登山が
難しい山である。過去にも川が増水して山荘に閉じ込められて、ヘリコプターで救助された過去がある。
川を渡渉する面では高度の体力が必要とする山である。
〇往復18時間程度要するため、健脚向きの山でもある。また、幌尻山荘から頂上までは5時間半程度かかり
ます。
〇時間に余裕があれば、戸蔦別岳まで稜線を歩いて、カールを楽しむのがおすすめです。戸蔦別山から幌尻山
荘に下る登山路があります。
〇幌尻岳は3つのカールを抱えるため、頂上からの景色が素晴らしい。カールにヒグマが見られることもある。
〇幌尻岳のHP:https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=75
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■私の好きな温泉(北海道平取町ひらとり温泉)
〇幌尻岳の登山帰路に立ち寄るのに便利な日帰り温泉です。
〇泉質ハ、ナトリウム・カルシウム―塩化物泉です。冷鉱泉を沸かした温泉です。
〇施設名はひらとり温泉「ゆから」で、宿泊施設を備えた、露天風呂もある温泉です。
〇神経痛、関節痛、筋肉痛などの疲労回復に効能があり、登山の疲れをいやすのに重宝な温泉です。
〇「ゆから」のHP:http://www.biratori-onsen.com/spa/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
電話:03-6206-0580、Fax:03-6206-0581
E-mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp URL:http://www.egawa-houmu.com
建設・不動産・運輸業許可手続、後見人受託・事業承継、助成金申請、労働・社会保 険手続メンタルヘルス
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