▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL168)平成31年3月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■リース取引資産計上へ
■土地の相続登記義務化
■生保、「節税保険」見直し
■私の好きな山・登山道(兵庫・鳥取県氷ノ山)
■私の好きな温泉(兵庫県とがやま温泉)
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■リース取引資産計上へ
〇機械や設備を購入せずに借りて利用する「リース取引」に関する会計基準が変わる。今までは企業の財務状態を表す貸借対照表(バランスシート)に記載する必要はなかったが、ルールが変われば多くの企業が明記を求められる。上場企業全体を表す「日本株式会社」の負債は17兆円増える計算。リース離れの懸念に加え、
生産効率を表す指標は数値上悪化するが、国際標準並みの債務の見える化を優先する。
〇日本の会計基準を作る企業会計基準委員会(ASBJ)が8日に開く会合で見直し議論に着手する。実際の導入までは草案つくりや意見募集などで2~3年かかる可能性がある。国際会計基準(IFRS)は2019年1月、米国会計基準は18年12月から始まる会計年度でこれまで簿外リスだったリース資産もすべて計上するルールを導入ずみ。
〇リースは2種類に大別される。購入に近い「ファイナンスリース」と、賃貸借である「オペレーティングリース」だ。
当初はどちらも簿外だったが、事務機やパソコンなどに多いファイナンスリースはすでにバランスシートへの計上が始まり、今回対象になるオペリースが残っていた。船舶や飛行機、倉庫など耐用年数の長いものが多い。影響は不動産や小売業、物流、海運など多方面に及ぶ。
〇あくまで会計処理上の問題だが、経営目標として総資産利益率(ROA)などを掲げる企業の数値悪化が投資家などの判断に悪影響する可能性がある。すでに計上が始まったIFRSや米国基準を使う企業分を含めると計25兆円弱。日本の上場企業の資産が2%膨らむ計算だ。また、リース設備を活用して企業が投資する意欲が弱まるとの声もあるが、欧米にこれ以上おくれれば、投資家の信頼性が弱まるため避けられない状況にある。
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■土地の相続登記義務化
〇法務省は2月8日、所有者不明の土地が増えている問題を解消するため民法と不動産登記法を見直すと発表した。相続登記の義務化や所有権の放棄を認める制度の創設、遺産分割の話し合いできる期間の制限などが柱となる。14日の法制審議会総会で諮問する。2020年の臨時国会に改正案を提出する意向。
〇増田博也ら民間有識者の研究会によると、16年推計によると、全国で約410万ha。40年には約720万haにまで広がる見込み。所有者を探す費用や公共事業の遅れなどの経済損失は同年までの累計で約6兆円に上る。
〇こうした土地は所有者がなくなった後に放置されたり、相続人が登記簿上の名義を変えなかったりして発生する例が多い。権利関係を外部から分かりやすくするため、法務省は相続時の登記義務化を検討する。
登記していなければ罰金を科すことも検討する。相続人同士が遺産分割を話し合いで決める期間にも制限を設ける。話し合いでの合意や家庭裁判所への調停申し立てがされずに被相続人がなくなって一定期間がすぎれば法律に従って自動的に権利がきまるようにする。期間は3年、5年、10年の複数案がある。また、土地の
所有権を放棄できるようにする制度も検討する。放棄を認める条件や第三者機関や自治体などの受け皿とな る機関について議論する。相続人のいない土地も活用を促す。被相続人が複数の土地を持っていた場合、債権者などが土地ごとに相続財産管理人を選任できるようにする。しかし、法務の対策は新たな不明土地の発生
を防ぐ仕組みが中心となるので抜本的対策となるかは未知数である。
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■生保、「節税保険」見直し
〇第一生命や大同生命保険などは生命保険各社が節税目的での加入が増えている経営者保険を4月から見直すことが分かった・途中解約を前提に法人税の節税効果を過度に高めた内容を金融庁が問題視していた。
中小企業の節税ニーズを取り込み市場が急拡大してきたが、節税効果を抑える内容にする。
〇各社が見直すのは中小企業の経営者を対象にした生命保険。経営者が死亡すると数億円単位の死亡保険金がもらえる契約だが、実態は節税目的で加入する経営者が多い。払い込んだ保険料を全額会社の経費として計上でき、一定期間後に解約すると保険料の大部分が「解約返戻金」として戻ってくる設計だからだ。
〇各社は顧客向けに配布する注意喚起文書も新たに作成する。死亡保障当を目的とした商品であることを強調するとともに法人税額の圧縮や中途解約だけを目的とする加入は進めていない旨を明記し「節税目的」の加入に注意を促す。
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■私の好きな山・登山道(兵庫・鳥取県氷ノ山)
〇日本二百名山のひとつで、大山につぎ中国地方では二番目に高い山です。山名はひょうのせんと呼びます。
〇四季を通じて楽しめる山で、冬季はスキー場としてにぎわっています。
〇瀞川平や那岐山などとともに氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。
〇天神照大がこの地域で朝日に生える樹氷を見たとき、ヒエの山と呼んだことが、山名の由来といわれています。
〇登山口は兵庫県側と鳥取県側にあります。兵庫県側からは、氷ノ山国際スキ―上と大段平登山口があり、往路2時間半、復路2時間程度で登れます。鳥取県側からは、わかさ氷ノ山国際スキ―上と若さ氷ノ山キャンプ場があり、キャンプ場からは往路2時間30分、復路1時間40分程度です。
〇ブナの林ガアリ、キバナサバノオ、サンカヨオ、ホンシャクナゲ、ウスユキソウなどが咲き誇り、花を見るためのリピータ―が多いです。しかし、避難小屋が多いことからも天候の急変が多い山です。またツキノワグマも生息しています。
〇氷ノ山のHP*https://www.yabu-kankou.jp/sightseeing/hyonosen
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■私の好きな温泉(兵庫県とがやま温泉「天女の湯」)
〇場所は兵庫県養父市八鹿町です。
〇泉質は炭酸水素塩泉です。神経痛、筋肉痛、関節痛、消化器病、疲労回復等に効き目があります。
〇炭酸水素イオンはお肌にうるおいをもたせる成分を多く含んでいます。
〇とがやま温泉のHP:https://www.yabu-kankou.jp/sightseeing/tennyonoyu
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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