▼▼お茶の水アドバイザー通信(VOL176)▼▼令和元年7月16日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■国民年金納付率68%
■厚労省審議会で2019年度最低賃金の審議開始
■路線価、沖縄伸び率首位
■私の好きな山・登山道(北海道大雪山)
■私の好きな温泉(北海道旭岳温泉)
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■国民年金納付率68%
〇厚生労働省は、6月27日、自営業者らが入る国民年金について、保険料の納付率が2018年度は、68.1%だったと発表した。日本年金機構の徴収強化などで前年度に比べ1.8ポイント上昇した。改善は7年連続。ただ、低所得などで保険料を免除・猶予されている人は納付率から除外されている。
免除・猶予を含めた実質的な納付率は40.7%にとどまる。
〇国民年金は自営業者やフリーターが加入する。会社員が入る厚生年金が給与天引きで保険料を納めるのに対し、加入者が自分で支払う仕組みだ。1カ月当たりの保険料は1万6410円で、40年間収めると、月6万5008円の年金を受け取る。
〇保険料の納付状況を見ると、納付者は全体の5割にとどまり、免除や猶予されている人は4割近くいる。未納も1割いる。低所得者や学生などの保険料を免除・猶予している人は614万人にのぼる。納付率は1996年度までは全体で80%を超えていたが、非正規労働者の増加で下がり続け11年度に58.6%と過去最低となった。その後年金機構が納付の呼びかけや強制徴収の対象になる年収の引き下げで改善しているが、依然低水準である。
〇島根、新潟、富山県では納付率が80%を超えるが、沖縄県では51.2%だ。公的年金では、年金に頼った生活設計では2000万円不足するとしているが、これは月20万近い厚生年金の加入者を前提にしたものであり、国民年金のみの場合はもっと不足することになる。
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■厚労省審議会で2019年度最低賃金の審議開始
〇厚生労働省は、7月4日、最低賃金を見直す議論を始めた。現在の全国平均874円(時給)を4年連続で3%以上引き上げるかどうかが焦点となる。全国平均1000円の早期達成を目指す政府の方針に対して、企業側からは反対の声も出ており、労使交渉は例年以上にもつれそうだ。
〇「成長と分配の好循環へ最低賃金の引上げは重要だ」根本厚労相は4日の中央最低賃金審議会の冒頭で強調。最低賃金は労使の代表と有識者で作る同審議会で全国平均の引き上げ額の目安をまず決める。これを踏まえ、全国の都道府県に置かれた審議会が各地の最低賃金を決める仕組み。中央審議会は21日投開票の参議院後に議論を再開し、月内に目安を決める予定だ。
〇政府が「早期に1000円」を目指すのは労働者の賃金水準を底上げして消費の拡大につなげる狙いのほか、生産性を引き上げる効果も期待しているとみられる。日本の最低賃金は先進7カ国の中で最も低い。低賃金が非効率な仕事を温存しているとの指摘がある。ただし、3%アップは企業にとっては簡単に乗り越えられるハードルではない。日本商工会議所は5月に出した緊急要望では「数字ありきの引上げには反対」と政府方針に反発した。消費者物価指数(CPI)や名目国内総生産(GDP)の伸びを上回る引き上げが続いていることへの不満の声も強い。中央審議会は議論が大詰めを迎えると夜を徹して議論することが多いが、今年は長引くと予想される。
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■路線価、沖縄伸び率首位
〇訪日外国人の増加と高齢者の都市部への回帰が地方の地価を下支えしている。国税庁が7月1日発表した2019年分(1月1日現在)の路線価によると、訪日客に人気がある沖縄県などの地価が上がり、地方でも高齢者が戻り始めた中心地での回復が目立った。資産価格の動きは消費も左右する。
持続的な上昇には、経済の構造変化に合わせた街づくりが欠かせない。
〇全国平均の路線価は前年比1.3%上がり、4年連続で上昇。上昇率はこの4年で最も高かった。
地価を押し上げた要因の一つが訪日客の増加。訪日客に人気がある地域ではホテルや商業施設の建設需要があり、地価が上昇しやすい。都道府県別で見た上昇率のトップは訪日客も多い沖縄県の8.3%だった。東京都も4.9%の上昇で上昇率は18年の4%より拡大している。出遅れていた地方でも回復の動きがある。石川県と大分県は27年ぶりに上昇に転じた。0.7%の上昇だった石川県は北陸新幹線による効果が続き、金沢のホテル客室の増加による。大分県は別府市と由布市を中心とした温泉が有力な観光地として人気がある。
〇高齢者の中には病院や商業施設が徒歩圏内にあり、暮らしやすい都市部に移り住む人もいる。こうした需要が地方でも駅前や商業施設の周辺の地価を支える。中心地でも長期間にわたって地価が下がってきたため、値ごろ感もあるという。一方で人口減は地価下落の圧力として残る。19年は福井県と和歌山県で下楽率が大きくなり、プラス圏にあった滋賀県は下落に転じた。地価が下がると資産価格が目減りし、消費に逆風となる。地方経済にとっても打撃だ。
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■私の好きな山・登山道(北海道大雪山)
〇北海道の最高峰である大雪山系の最高峰は旭岳と称し、標高2290mであり、日本百名山の一つに数えられる。
〇旭川駅から旭岳温泉まではバスで1時間半程度です。旭岳温泉から姿見駅まではロープウェイで登れる。姿見駅は標高1600mであり、頂上までは標高差690mです。往復3時間35分の道のりです。
〇大雪山は高山植物の宝庫であり、7?8月はチングルマ、ハクサンイチゲ、エゾツガザクラ、キバナシャクナゲ、ウサギギクなど多くの植物がみられる。秋は常にテレビで紹介される紅葉の山として有名です。
〇層雲峡からは大雪山のもう一つの秀峰黒岳もロープウェイを使えば往復2時間半程度で登れます。また、テント泊であれば旭岳から黒岳の縦走も可能です。
〇大雪山のHP:https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/180
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私の好きな温泉(北海道旭岳温泉)
〇大雪山の反対側に位置する層雲峡温泉と異なり、ひっそりした温泉であるが、旭岳登山の玄関であるロープウェイ駅のそばにあるため、夏の高山植物が咲き誇る時期、秋の紅葉の時期、冬のスキーシーズンとも観光客でにぎわう。
〇泉質は、カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩泉ほか。
〇宿泊施設は9軒ある。国立公園内にあるため、新たな宿泊施設が設置できないため静かな温泉です。
〇旭岳温泉:http://www.welcome-higashikawa.jp/areaguide/asahidake/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
電話:03?6206?0580、Fax:03?6206?0581
E?mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp URL:http://www.egawa-houmu.com
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