▼▼お茶の水アドバイザー通信VOL177)▼▼
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目次
■派遣社員の時給3割引き上げ
■最低賃金3%超引上げ
■19年人口動態調査
■私の好きな山・登山道(北海道様似郡アポイ岳)
■私の好きな温泉(北海道様似郡三石温泉)
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■派遣社員の時給3割引き上げ
〇派遣社員が3年相当の経験を積み、正社員と同等の仕事ぶりの派遣社員の時給を初年度より3割程度
高くするよう求める指針を厚生労働省がまとめた。ただ、企業の人件費負担が増えるので派遣の「雇止め」が増えるとの見方もある。雇用形態による不合理な処遇格差を是正する「同一労働同一賃金」に向けた今回の改革が成功するかは、企業の生産性向上にかかっているといえそうだ。
〇派遣社員の賃金は仕事の内容と紐づく職務給が主体だ。指針で示したのは、例えば一つの職場にかかわらず3年間働き、同じ職種の3年目の正社員並みの仕事をこなせば、時給は3割高くなるという考えだ。高い能力があると派遣会社が判断すれば、勤務年数以上の時給になることもある。一方、長い期間働いても仕事内容が変わらなければ働いた期間が長くても賃金は上がらない。
〇派遣社員は同じ職場で3年間しか働けない。大企業から中小企業に職場が移ると時給が下がるケースがあった。賃金水準を示すことで賃下げを防ぎ、派遣社員の待遇を安定させる狙いだ。賃金水準が指針を下回っている派遣会社は処遇改善が必須になる。各社は「指針の水準を下回る派遣社員がどの程度いるかは集計している最中」などと影響の把握を急ぐ。
〇「雇止め」などの副作用を抑えて、派遣社員の処遇改善を達成するには、企業の生産性を高めることが欠かせない。それには派遣社員などの非正規労働者側の改革だけでなく、終身雇用や年功序列に守られた正社員の雇用の流動性を高める改革も重要だ。
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■最低賃金3%超上げ
〇企業が従業員に支払わなければならない最低賃金が2019年10月にも全国平均で時給900円を超える見通しになった。厚生労働省の中央最低賃金審議会(厚労相の諮問機関)で月内に全国平均の引き上げ幅の目安を決める。現状から3%超の上げ幅になる方向だ。大幅な引き上げで、家計の所得を高め、景気の下支えやデフレ脱却を後押しする。
〇最低賃金は3年連続で3%引き上げられが現在は全国平均で874円だ。政府は19年度経済財政運
営の基本方針(骨太の方針)で1000円の早期達成を目指すと明記した。
〇中央最低賃金審議会は、政府の方針を重く見ており、30日の会議で過去3年間の上げ幅を超える3%超の目安を示す方針だ。これを踏まえ、全国の都道府県に置かれた審議会が各地の最低賃金を議論し、10月をめどに適用する。最も高い東京都では、最低賃金が1000円を超すのが確実だ。
現在は985円で、10月以降は1015円以上になりそうだ。
〇中小企業は政府主導の最低賃金引上げに反対の立場だ。日照によると、付加価値に占める人件費の割合である労働分配率は、大企業が44%なのに対し、中小企業では73%に上る。政府内には当初、一部に大幅引き上げに慎重意見もあった。ただ、10月に消費税が10%に引き上げられるため、最低賃金を大幅に引き上げて労働者全体の賃金水準を引き上げ、消費の落ち込みを回避すべきだとの考えに傾いた。政府は月内に20年度予算案の概算要求基準を決め、生産性向上などの施策を盛り込む。中小企業が賃上げしやすい環境を整備する。
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■19年度人口動態調査
〇総務省が10日に発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、日本人の人口は1億2477万6364人と前年から43万3239人減った。減少は10年連続で、減少幅は1968年の調査開始以来、最大だった。一方、外国人は16万9543人増えて過去最多の266万7199人となり、働き手としての存在感が高まった。
〇日本人の15から64歳の生産年齢人口は7423万887人と61万3028人減った。全体に占める割合は過去最低の59.5%に下がり、高齢化に拍車がかかっている。死亡数から出生数を引いた自然減は過去最大の44万2564人となった。一方、外国人を見ると生産年齢人口が増え、14万9650人増の226万8941人と外国人全体の85.1%を占めた。過去5年間の生産年齢人口の推移は日本人の413万人減に対し、外国人は58万人増。働き手の減少を一定程度補っている。
〇市町村で日本人を合わせた総人口に占める外国人の割合が最もたかかったのは26.1%の北海道占冠村。大型スキーリゾートが外国人に人気で、居住する外国人の従業員も多い。10人に一人以上が外国人の市町村は12か所。日本全体では外国人の割合が2.1%と初めて2%を超えた。
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■私の好きな山・登山道(北海道様似郡アポイ岳)
〇日高山脈の西南単に位置する標高810.5mの山で、アポイ岳を含む様似地域はユネスコ世界ジオパークに認定されています。
〇かんらん岩からなる特殊な地形と寒冷な気候により珍しい動植物の宝庫で、それを目当てに登山客がやってきます。
〇冬島登山口から往復4時間40分程度の行程です。ヒグマの生息地域にあるため、道中にはクマよけの鐘が設置されています。5合目まではなだらかな登山道ですが、5合目の山小屋を超えると森林限界となり景色が開けます。5合目小屋から40分登ると馬の背に達し、太平洋が見渡せます。
馬の背から40分ほどで山頂です。
〇日本固有種であるヒダカソウは毎年5から6月に白い花を咲かせますが、過去に盗掘により激減しています。ほかに、アポイアザミ、アポイアズマギク、アポイカラマツ、アポイキンバイがみられます。
〇アポイ岳のHP:https://yamahack.com/2903
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■私の好きな温泉(北海道様似郡三石温泉)
〇日帰りでも宿泊でも入浴できます。
〇泉質は、ナトリウム塩化物泉で、やけど、切り傷、痛風に効き目があります。
〇海岸に面した露天風呂と三石産昆布を浮かべた昆布湯が特徴となっています。
〇三石温泉のHP:http://kurazou.ambix.biz/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
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