▼▼お茶の水アドバイザー通信（VOL２１０）▼▼令和2年12月15日号
このメールマガジンは過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■雇用調整助成金支払で財源急減
■75歳以上の医療費の窓口負担2割負担、22年度に
■株主総会完全オンライン解禁検討
■私の好きな山・登山道(群馬県荒船山）
■私の好きな温泉(群馬県荒船の湯）
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■雇用調整助成金支払で財源急減
〇新型コロナウイルス渦が雇用保険制度の財政に影を落としている。雇用維持を支える雇用調整助成金の
財源が底をつき、本来は失業保険の給付などのために集めたお金を融通する状況が続く。この結果、
労使が折半してきた雇用保険料の積立金は急速に減っている。資金不足を補う手を打たなければ労使の
負担は202２年度に単純計算でねん１兆円規模でふえる。
〇雇調金はコロナ危機への対応で重要な役割を果たしてきた。そのベースにある雇用保険財政を維持する
政策などの議論が必要になりそうだ。雇調金のコロナ後の支給決定額は２０日までに２．２兆円に達し
た。感染拡大で企業活動の制約が強まれば、支給額はさらに膨らむ。
〇雇調金は企業が拠出する「雇用安定資金」で賄うのが本来の姿だ。しかし、この財源はすでに枯渇し
雇用保険本体の積立金を活用してしのいでいる。雇用保険からはすでに５千億円を融通し、さらに数千
億円~１兆円超の追加も見込まれる。過去にはリーマン危機の際に雇用保険本体から、雇調金のために
５０００億円程度を貸し出したことがある。今回の貸し出しは桁違いに巨額で雇用保険の積立金その
ものが急減している。２０年度末の残高は前年度比１．７兆円減の２．７兆円の見込み。
〇保険料率は２年前の決算を基準に決める原則がある。２１年度分は、１９年度のデーターで判断するの
で据え置くことが可能であるが、２２年度は、法改正しない限りほぼ自動的に引き上げる。保険料率の
急上昇を避けるには国の一般会計から資金を補填する方法がある。税金を投入する形だ。労使からは国
の支援が必要だとの声が上がる。
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■７５歳以上の医療費の窓口負担２割負担、２２年度に
〇菅義偉首相は７５歳以上の医療費の窓口負担を予定通り、１割から２割に挙げる方向だ。高齢者の負担
増を懸念する与党は先送りを求めていたが、２０２２年度中の引上げを断行する。一定の所得がある高
齢者に相応の負担を求め、現役世代の保険料負担を軽減する。政府は高齢化で膨張する社会保障費
抑制に向けて、２２年度までに２割負担の区分を新設する計画だった。公明党や自民党も実施時期を柔
軟に対応するよう促したが、首相は４日にも政府の全世代型社会保障検討会を開き、２割負担新設の方
針を確認する。
〇７５歳以上の医療費は１９年度に約１６兆円かかっており、このうち４割を現役世代が支払う健康保険
料で、５割を税金で賄っている。高齢化が進めば一段と現役世代の負担が過重になりかねない。年収基
準を巡ってはは厚労省が年収２４０万円以上、２２０万円、２００万円、１７０万円、１５５万円の５
案の試算を示した。対象人数は２００万人から６０５万人となる。与党内には２４０万円以上にすべき
という意見が根強い。結局，中間値の２００万円以上で着地した。
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■株主総会の完全オンライン解禁検討
〇政府は企業の株主総会について完全ナオンラインでの開催を認める検討に入った。物理的な会場を設定
して取締役や一部の株主が集まることを求める規定に特例を作る方向だ。新型コロナウイルス対応で限
定的なオンライン開催の動きが広がったのを受け、法改正で利便性を高める。
〇会社法には株主総会の「場所」を取締役会が決めて招集通知を出すとの規定がある。オンライン上は
「場所」と認められていない。政府は産業競争力強化など関連法制の改正を検討する。一定の条件を設
けて企業に会社法の「場所」規定を外す特例措置を作る案がある。全面解禁に必要な会社法の改正は法
制製審議会を経るなど時間がかかるため、特例の条件の具体案を年末にかけて詰める。
〇完全オンライン開催を認める場合、定足数にかかわる出席者数の把握や議決権行使の方法、動議の扱い
などのルール整備も必要になる。役員の説明義務をどう果たすかも課題だ。本人確認や個人情報保護
も徹底しないといけない。現行法で可能な混合型の株主総会ではオンライン出席者に質問を事前に行使
してもらったりしている。この仕組みも参考にしてルールを整理する。
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■私の好きな山・登山道(群馬県荒船山）
〇群馬・長野県境に位置する荒船山は山上に船の甲板のような台地が広がり、その先端が切れ落ちる台地
が広がり、その先端が垂直に切れ落ちる山容から航空母艦とも日本のテーブルマウンテンとも形容され
る。
〇交通の便はよくないが、内山峠まで行けば楽に山頂に立てる。内山峠から山頂の経塚山まで130分、下
りは100分程度の行程です。山頂は標高１４２３ｍで、内山峠との標高差は３６７ｍです。
〇途中艫岩は高さ約２００ｍの絶壁で、のぞき込みで転落するひともいるので要注意です。有名な漫画家
が転落死している。艫岩の北側から浅間山、妙義山，榛名山、赤城山が望める。左に目を移せば北ア
ルプスの山並みも望める。
〇山頂の経塚山は樹林に囲まれ展望はなく、艫岩からの展望がおすすめです。
〇荒船山のHP:https://www.gunlabo.net/event/event.shtml?id=2144
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■私の好きな温泉（群馬県荒船の湯）
〇下仁田町町営の日帰り温泉です。
〇泉質は含二酸化炭素ーナトリウム―塩化物強塩冷鉱泉で、神経痛や消化器病や冷え性などに効能があ
る。大人の料金は平日700円です。
〇上越道下仁田ICから約１７ｋｍ、関越道佐久ICから約２０ｋｍです。
〇荒船の湯のHP:https://www.facebook.com/arafunenoyu/
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江川社会保険労務士・ＦＰ１級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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