▼▼御茶ノ水アドバイザ―通信(VOL262)▼▼令和5年2月15日号
このメールマガジンは過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■年金1.9?2.2%増実質目減り
■コロナ医療、正常化へ前進
■就業、コロナ前比27万人減
■私の好きな山・登山道(埼玉県宝登山)
■私の好きな温泉(埼玉県和銅鉱泉)
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■年金1.9?2.2%増 実質目減り
〇厚生労働省は20日、2023年度の公的年金額を3年ぶりに引き上げると発表し
た。年金財政の安定のため支給額を抑える「マクロ経済スライド」を3年ぶりに発
動し、増額幅は22年の物価の伸び(2.5%)より小さくなる。過去の抑制の積み残し
分も含めて大幅な調整となり、物価上昇局面で負担感が大きくなる。
〇改定率は23年度中に68歳以上になるケースで前年度比1.9%増、67歳以下で
2.2%増になる。4,5月分をまとめて支給する6月の受け取り分から適用する。厚
生年金を受け取る67歳以下夫婦2人のモデル世帯で4889円増の月額22万
4482円となる。自営業者らが入る国民年金は40年間保険料を納めた満額支
給で67歳以下は1434円増の66250円になる。
〇総務省が20日に発表した22年12月の消費者物価指数は前年同月比4.0%上
昇した。足もとでエネルギーや食料品といった生活に欠かせない品目の物価高が
進む。年金の目減りは高齢者の消費意欲を冷やす恐れがある。キャリーオーバ―
制度で雪だるま式にマクロ経済スライドの調整分がたまると、今回のように物価高
という証局面で大きく目減りする懸念がある。改善策として毎年度に部分的でも調
整を続ける仕組みに見直すことが重要だ」と指摘する。
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■コロナ医療、正常化へ前進
〇新型コロナウイルスの分類見直しで、保健医療体制は正常化に向けて前進する。
厚生労働省は5類移行後、原則すべての医療機関で受け入られるよう求める方
向だ。医療機関への支援は当面継続する。必要な医療を受けられない患者が出な
いよう、円滑な移行が欠かせない。
〇厚生労働省はコロナ流行以前にインフルエンザなどを診ていた診療所や病院を念
頭に、5類移行後は原則すべての医療機関でコロナ患者を診察してもらう体制を想
定する。これまでコロナを診ていなかった医療機関にも対応を求める方針だ。
〇狙い通りに受け皿が広がるかは見通せない。加藤勝信厚労相は20日、分類見直
し後の医療体制について「幅広い病院や診療所に対応してもらい平時の姿に戻
して行く方向を目指すことは当然だが、一朝一夕にきりかわるのではない」と語
った。
〇厚労省の試算では、コロナ重症化率は22年7?8月時点で60歳未満が0.01%と
インフルなみになった。
21年7~10月時店での80歳以上の10.21%などから大幅に低下した。厚労省はワ
クチンや飲み薬の普及もあり、一般の医療機関でも患者の受け入れは可能だ。た
だコロナより感染力は高い。専門家からは院内感染対策の継続を求める声があが
る。診療報酬の加算や補助金といった支援を急にやめると、外来や入院などのコ
ロナ診療を続けられない医療機関がでるおそれがあり、厚労省は当面支援を続け
段階的に縮小する方針だ。
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■就業、コロナ前比27万人減
〇人手不足が日本経済の回復の壁になっている。2022年の就業者数は新型コロナ
ウイルス渦前の19年の水準に戻らなかった。人口減少や高齢化の加速が響いて
いる。補助金で雇用を守るコロナ対策が成長産業への労働移動をさまたげてきた
との指摘もある。潜在的な労働力の有効活用に向けた政策転換が急がれる。
〇総務省が31日発表した労働力調査によると、22年平均の就業者数は6723万人
と前年から23万人と前年から10万人増にとどまった。コロナ前の19年に比べる
となお27万人少ない。企業が必要な働き手を確保できなければ経済の正常化が
おぼつかない。回復期待が大きい宿泊・サービス業の就業者数はコロナ前より40
万人も少ない381万人にとどまる。外食各社は新規出店に二の足を踏む状況だ。
〇労働力が戻らない大きな要因は人口減だ。22年は15歳以上の人口が19年比で
74万人減った。けん引役だった高齢者層がコロナ前より低いままだ。社会の変化
に対応した労働環境の整備を労働政策が阻んできた問題もある。このため今後は
より幅広い分野で多様な働き手が活躍できる環境を整えていく必要がある。
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■私の好きな山・登山道(埼玉県宝登山)
〇標高407mの低い山で、1年を通して登山が可能です。歩行距離は約9キロで3
時間30分程度です。
〇秩父長瀞にある山で宝登山と長瀞を満喫できる観光スポットです。
〇ロウバイは毎年1月下旬から3月上旬まで見ごろです。
〇宝登山頂上から麓までロープウェイで降りると約5分なので体調に合わせて歩け
ます。
________________________________________E?mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp URL:http://www.egawa-houmu.com建設・不動産・運輸業許可手続、後見人受託・事業承継、在留資格・外国人労働者、助成金申請、労働・社会保険手続メンタルヘルス、ハラスメントのセミナー開催を承ります。