▼▼御茶ノ水アドバイザー通信（VOL316）▼▼令和7年5月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■老いる首都圏、介護深刻
■政府、インフレで資金余剰
■大企業健保保険料率が最高
■私の好きな山・登山道((福島県磐梯山）
■私の好きな温泉(福島県押立温泉）
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■老いる首都圏、介護深刻
〇総務省が14日発表した２０２４年10月時点の人口推計で、首都圏（1都３県）は６５歳
以上の高齢者が4人に1人を占めた。高齢化で介護需要が高まる一方、職員は足りない。
15歳～６４歳の生産人口年齢が減少する中、家族の介護負担が膨らめば経済活動の大き
な重荷になる。
〇厚生労働省の24年推計によると、介護職員は40年度に全国で２７２万人必要になる。
22年度の職員数は２１５万人で、このままなら５７万人足りなくなる。特に首都圏は深
刻だ。不足は1都3県で２１万人と全体の4割近い。全国で見れば不足率は20％ほどだ
が、東京は29％台で、千葉、埼玉はいずれも30％を超える。
〇介護サービスを十分に利用できなければしわ寄せは家族に来る。22年の就業構造基本調
査によると、過去1年間に介護・看護のために離職した人は全国で１０万６千人に上る。
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■政府、インフレで資金余剰
〇インフレによって政府が資金余剰になっている。税収増を背景に最近の日銀の資金循環
統計で政府部門が黒字となった。政府の債務残高が大きく目減りするとの有識者の試算
もある。物価上昇が財政リスクを覆い隠しているようにも見え、安易な減税や歳出増には
注意が必要となる。
〇統計上は政府のお金のやりくりは改善した。日銀が3月21日に発表した24年１０～12
月期の資金循環統計の速報値によると、政府部門の資金が12月末に１兆３４７６億円の
黒字になった。さかのぼれる０５年以降はじめてのことだった。
〇第一生命研究所の星野卓也氏は黒字に関して「インフレによる税収増で政府に資金が入
っていることが主因だ」と説明する。国の税収は定額減税を実施しても過去最高を更新す
る見通しだ。株式売買や配当に関連した税収も伸びており、25年度はさらなる税収増を
見込む。
〇減税などで個人消費を喚起することで経済が成長し、将来の税収が増えるとの期待は
ある。反面インフレによる税収増や債務圧縮に依拠して安易に減税や歳出増を繰り返せ
ば、財政危機のリスクを高めかねない。
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■大企業健保料率が最高
〇大企業の従業員らが入る健康保険組合の平均保険料率が２０２５年度に過去最高の９．
３４％となることが分かった。団塊の世代が全員７５歳以上の後期高齢者になり、現役世
代に拠出金負担がのしかかる。賃上げの効果が薄れ、成長と分配の好循環に向けた消費拡
大の重荷になる。
〇健康保険組合連合会（健保連）が23日、25年度予算の早期集計結果を公表する。健保組
合の経常収支の合計は３７８２億円の赤字を見込む。
〇賃上げや労働者の適用拡大によって保険料収入は24年度比で４．３％増の９兆２６８５
億円となる。一方、後期高齢者医療制度への支援金が２．５％増の２兆３３５３億円とな
る影響で、経常支出が１１％増の９兆７７１７億円を見込む。過去最大の赤字だった24
年度（６５８２億円の赤字）からは改善するものの、3年連続の赤字となる。健保連は組
合財政のさらなる悪化を懸念している。
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■私の好きな山・登山道（福島県磐梯山）
〇猪苗代湖の北にそびえる独立峰の火山で「会津富士」とも呼ばれる。標高1816mで日本
百名山の一つに数えられる。
〇磐梯山ゴールドラインの最高点「八方台」を起点に磐梯山を往復する登山道が一般的です。
往復4時間ほどの行程です。途中茶店がある弘法清水から頂上までが急な登山道です。
〇「八方台」から30分ほど行くと「中の湯跡」付近は周辺から噴出する火山性ガスに要注
意です。
〇頂上は独立峰ゆえに、眼下に猪苗代湖や桧原湖の眺めが最高です。大展望がこの山の特徴
です。
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■私の好きな温泉（福島県押立温泉）
〇JR猪苗代湖駅からタクシーで20分ほどで、磐梯山南麓に位置します。磐梯山ゴールドラインからも近いです。
〇宿泊施設も少なく、ひなびた湯治場の雰囲気があります。
〇泉質は含重曹弱食塩泉で、リウマチ、やけど、神経痛、皮膚炎などに効能があります。
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江川社会保険労務士・ＦＰ１級・行政書士事務所
生命保険代理店江川 明豁
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