▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL47)▼▼平成26年2月28日号
このメールは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■給与所得控除額の上限額の引き下げ
■高齢者雇用安定法改正による注意点
■定年や継続雇用制度下で退職した場合の離職理由の扱い
■各種助成金が増額改定されます。
■贈与を活用した相続税対策
■私の好きな登山道・山
■私の好きな温泉
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■給与所得控除額の上限額の引き下げ
〇26年税制改正大綱の決定により、個人増税・法人減税の方向が明確となりました。
〇平成24年改正で、年収1500万円超の者を対象に、245万円の給与所得控除が
の上限が設定されたのに続き、28年所得税(29年度分住民税)から1200万円超
の者が230万円、29年分所得税(30年度分住民税)から年収1000万円の者が
220万円に引き下げられる。
〇国税庁が毎年まとめている民間給与実態調査によると、平成24年分の場合、年
収2000万円超が1万人(0.4%)、1500万円~2000万円以下の者が26万人
(0.6%)、1000万円超1500万円以下の者が129万人(2.8%)という数値が公表されている。そのため、今回の給与所得控除額の上限引き下げの影響が及ぶのは、全体の0.4%から3.8%程度といわれています。
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■高齢者雇用安定法の改正の留意点
〇平成25年4月1日から、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律「高年齢者雇
用安定法」が改正されたことに伴い、会社は原則として65歳まで希望者全員を雇
用継続しなければならなくなりました。但し、例外として、心身の故障のために業務
に耐えられないと認められること、
勤務状況が著しく不良で引き続き社員として職責を果たしえないこと等を就業規則
に定める解雇事由または退職事由(年齢にかかるものは除く)に該当する場合は、
本人が希望した場合であっても継続雇用しないことが認められている。
〇また、経過措置として、平成25年3月31日までに労使協定で65歳までの継続雇
用制度の対象基準を定めている場合は、平成37年3月31日まで老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給開始年齢に到達した以降の者を対象に、引き続き継続雇用する社員を選別する基準を利用することが認められています。
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■定年や継続雇用制度のもとで退職した場合の離職理由の取り扱い
〇60歳定年、65歳までの継続雇用制度があり、本人は定年後も継続雇用を希望し
ていたが就業規則に定める解雇事由または退職事由(年齢にかかわるものは除く)に該当したため、継続雇用されなかった場合、「解雇」等の二より離職した者」に該当するため「特定受給者」 として取り扱われるため、失業給付で考慮されることとなる。
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■各種雇用関係の助成金が増額されます。
厚生労働省は、パートなど非正規労働者を正社員に転換し た場合等の助成金制度をこの4月から
拡充することとしました。
(1)キャリアアップ助成金
非正規労働者を正社員にした場合、現在中小企業で一人当たり40万円を50万円に、大企業は 30万円を40万円に増額するという。
(2)トライアル雇用助成金
この奨励金は、職業経験が不足している人を試行的に雇用した企業を支援するものですが、 フリーターやニートが対象でしたが、就職先が決まらないまま学校を卒業した無職の学生や育児のために仕事を辞めた人を雇用した場合にも対象となりました。
(3)紹介予定派遣
企業が未就職の学卒者を紹介予定派遣を活用して採用した場合、人材派遣会社に支払う紹介料相当額(一人当たり10万円程度)を国が代わりに支払い、派遣会社には研修などの費用を補助するという。________________________________________
■贈与を活用した相続税対策
〇平成27年1月1日以後の贈与については、、相続人の死亡時まで財産を保有した
ままだと課税を強化しますが、生前に若年世代、すなわち、20歳以上の直系の子や孫に財産を贈与により移転すればそれを優遇する、つまり直系卑属への贈与を優遇する国策なので、是非活用をおすすめします。
〇改正後の直系卑属贈与では、税率が緩和され、対象金額が年400万円以下であれば15%の贈与税で済みます。基礎控除110万円を加算すると、子や孫1人当たり510万円を15%の税率で贈与することが可能となり、贈与税負担は年間50万円です。
〇贈与した金額を生命保険の保険料として、子や孫を契約者として資産形成できれば相続財産の大幅減額と子や孫の財産形成の両方が実現できてお得です。是非、ご検討下さい。
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■私の好きな登山道・山(群馬県武尊山)
〇群馬県利根郡水上町、川場村、片品村の境にある標高2,158mの成層火山である。北アルプスの穂高岳特別するため、上州武尊山とも呼ばれる。武尊山は、新生代第3期の終わりから第4期の初めころに火山活動があった。
〇日本百名山及び花の百名山に選定されている山です。
〇一般的登山道は、裏見の滝入口から手小屋沢避難小屋を経て武尊山に登山し、往復する
登山道です。往路7時間程度の歩行になります。
〇ブナの新緑と紅葉が美しい山ですが、5~6月ハツツジヤシャクナゲが見どころの山です。
〇稜線は岩場が多いため、縦走するには経験が必要です。
〇武尊山のHP:http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=33
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■私の好きな温泉(群馬県川場温泉)
〇川場村には、日帰り入浴ができる温泉が6か所あります。
〇泉質は、総じてアルカリ性単純温泉です。
〇ふじやまの湯(桜川温泉)、小住温泉、温泉民宿福寿草、かやぶきの源泉湯宿「悠湯里庵」、湯宿 「とくさ」、 川場温泉弘法の湯の6か所あります。
〇登山、スキーの帰路に便利な温泉です。
〇川場温泉のHP:http://www.kawabakankou.gunma.jp/stay/hotspring/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
生命保険代理店
江川 明豁
▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL31)▼▼(平成25年7月2日号)
このメールは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■教育資金の一括贈与に対する非課税制度
■赤ちゃん最小の103万人に
■私の好きな山・登山道(福島県磐梯山)
■私の好きな温泉(福島県磐梯熱海温泉)
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■教育資金の一括贈与に対する非課税制度
〇この制度のおかげで信託銀行が繁盛しているとのことで再度紹介します。また、相
続税減税の観点からも世間の関心が高いようです。
〇平成25年4月1日から平成27年12月31日までの間に、30歳未満である子供や
孫など(以下「孫等」)へ、教育資金に充てるため金銭等をその父母や祖父母など
(以下「祖父母等」)が贈与した場合には、教育資金に充てるための金銭等の贈与
を受ける孫等の贈与税については1500万円(学校等に支払われる場合。学校等
以外の者に支払われるものについては500万円)まで非課税とされる制度が創設
されました。
〇対象となる贈与
この制度は孫等へ教育資金を贈与するだけでは利用できず、金融機関等との教育
資金管理契約の基づく下記のいずれかの方法による。
(1)信託銀行の場合:祖父母等が信託会社と締結した信託受益権を孫等が取得
(2)銀行の場合:祖父母等からの書面による贈与により孫等が取得した金銭を銀行
の支店に預貯金として預入
(3)証券会社の場合:祖父母等からの書面による贈与により孫等が取得した金銭
または公社債投資信託の受益証券等で証券会社支店等において有価証券を
購入
〇対象者:贈与する人から見た場合、30歳未満である子や孫、ひ孫などへの贈与が
対象になります。子や孫の配偶者や甥、姪は対象となりません。
〇教育資金の範囲
(1)学校等に直接支払われる者(1500万円まで非課税)
・入学金、授業料、入園料、保育料、施設整備費
・入学または入園のための試験に係る受験料
・在学証明、成績証明等の手数料
(2)学校等以外の者(業者等)に支払われるもの(500万円まで非課税)
・学習塾などの月謝や入会金やこれに付随する物品の購入費、施設使用料
・水泳などのスポーツまたはピアノや絵画などの活動に係る指導への対価や
物品購入費
〇手続
(1)贈与を受ける孫等(以下(受贈者」)が、その教育資金を信託される日、預貯金
に預入する日又は有価証券を購入する日までに、一定の事項を記載した教育資
非課税申告書を取扱金融機関の支店等を経由して受贈者の納税地の所轄税務
署長に提出することが必要です。教育資金非課税申告書がその金融機関等で受
理された日に所轄税務署長に提出があったものとみなす。
(2)受贈者は、受贈者が教育資金管理契約に係る講座からの払い出し方法として選
択したイ又はロに定める提出期限までに、払い出した金銭を教育資金の支払いに
あてたことを証明する領収書などの書類を取扱い金融機関に提出しなければなり
ません。
提出を受けた金融機関は、教育資金に充てられたかを確認します。
イ.教育資金を支払った後に教育資金管理契約に係る講座から払い出す方法を選
択→領収書に記載された支払年月日から1年を経過する日
イ以外の方法を選択した場合→領収書に記載された支払年月日の翌年3月15日
〇終了時:受贈者が30歳に達した日、(2)受贈者が死亡した日、(3)信託財産等がゼ
ロとなり、受贈者と取扱い金融機関との間の合意により教育資金管理契約が終了
した場合
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■赤ちゃん最小の103万人に
厚生労働省の発表によると、2012年の赤ちゃんの出生率は、前年から13、
705人減の1,037,101人で過去最小という。1人の女性が一生の間に産む
想定される子供の数を表す「合計特殊出生率」は、1.41と2年ぶりに増加したも
のの、少子高齢化と人口減が更に進んでいる実態も明らかとなりました。
出生率が上昇した要因として、「分母」となる女性の数そのものの減少に加え40歳前後の女性が子供を産む事例が増えたためと厚生労働省は分析しています。しかし、今後もこの傾向が続くかどうかは予断を許さないという。なお、人口維持には、2.07超が必要だそうです。
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■私の好きな山・登山道(福島県磐梯山)
〇NHKの「八重の桜」でたびたび紹介される福島県会津を代表する山です。
〇日本百名山に数えられ、標高1818.6mです。
〇磐梯山は、明治21年に大爆発を起こし、檜原湖をはじめとする300に及ぶ湖沼群
が形成され、風光明媚な裏磐梯高原ができて、大観光地となった。
〇登山コースは、6本あるが、標高差が少ない比較的登りやすい八方台登山口から
登る人が圧倒的に多いです。
〇上り2時間20分、下り1時間30分程度で短時間で登れる八方台コースがおすす
めです。
〇八方台コースは標高差が600mなので登りやすく、登山口には50台程度駐車で
きる駐車場もあります。
〇磐梯山は独立峰のため、360度の視界がひらけ、飯豊連峰、吾妻連邦、安達太良
山、檜原湖、猪苗代湖が望めます。
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■私のおすすめ温泉(福島県磐梯熱海温泉)
〇月岡温泉、いわき湯本温泉とともに「磐越三大美人湯」に数えられている。
〇郡山の奥座敷として発展したことから、五百川に沿って20数件の旅館が点在する。
〇泉質は、単純泉、単純硫化水素泉です。
〇スポーツ施設が多いのが特徴で、郡山ユラックス熱海、バンダイ熱海アイスアリー
ナ等があります。
〇秋は、全山紅葉をまとい、「熱海荘」など上質なもてなしを特徴とするもてなしの旅
館もあります。
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発信元
東京都千代田区外神田2-1-4-103
江川社会保険労務士・行政書士事務所
江川 明豁
電話:03-6206-0580、Fax:03-6206-0581
E-mail: akihiro-egawa@oasis.ocn.ne.jp
URL: http://www.egawa-roumu-gyousei.com
URL:http://www.egawa-houmu.com
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