▼▼御茶ノ水アドバイザー通信(VOL80)▼▼平成27年7月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■ふるさと納税(2015年度税制改正)
■NIZAの拡充と利便性向上
■熱中症の労災認定について
■私の好きな山・登山道(長野県編笠山・権現岳)
■私の好きな温泉(長野県本沢温泉)
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■ふるさと納税
〇改正の概要:これまで「ふるさと納税」は、確定申告が必要であったため、会社員の場合は確定申告をしないと控除が受けられなかったが、2015年4月1日以後に行う寄付からは、確定申告不要な給与所得者に限り、寄付が2000円を超え、寄付をする地方公共団体の数が5つまであれば確定申告の代わりに、「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付先の地方公共団体へ提出することにより、ワンストップで控除が受けられるようになった。(ふるさと納税ワンストップ特例)。なお、給与所得者以外のもの及び6カ所以上の自治体にふるさと納税を行う給与所得は、これまで通り確定申告が必要となる。また、今回の改正では、特例控除額の限度額が個人住民税の個人所得割額の1割から2割に拡充された。
〇制度の内容:「ふるさと納税」とは、自分の生まれた故郷や応援したい都道府県や市町村に対して寄付するとその寄付額の合計額のうち2000円を超える部分について一定の上限額まで、原則として所得税・住民税が控除される制度です。また、その寄付をした自治体によっては魅力的な特産品当の返礼品が「お礼の品」として送られてくる。年収の額により上限の額があるが、このお礼の品やサービスが2000円を超えていれば寄付をすることにより得をすることになる。
〇寄付金5万円のうち、2000円を超える部分の金額については全額控除されるため、2000円の支出で地方公共団体から届く返礼品の合計額が2000円を超えていればお得になる。
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■NISAの拡充と利便性向上
〇NISAの毎年の非課税限度額が現行の100万円から2016年度分より120万円に拡大される。非課税期間5年間の累計で考えると、500万円から600万円に引き上げらることになる。夫婦に子供2人の家計を考えたとき、ジュニアNISAもすべて活用すると、毎年投資可能な非課税枠は400万円になる。
〇ジュニアNISAの創設
(1)対象者は未成年者、(2)資金拠出は父母、祖父母等の親権者となり、(3)投資判断は原則として親権者等となる。父母・祖父母からの資金拠出は贈与となるため、贈与税の非課税枠110万円の範囲なら贈与税の負担なく贈与することができる。
(4)ジュニアNISAの口座の受け入れは、2016年4月以降となり、申込みはマイナンバーを利用することにより住民票の提出は不要となる。ジュニアNISAの毎年非課税枠の設定は、80万円に設定されている。
(5)その年の80万円の非課税枠を超えてしまうと、払い出しはできないものの、払い出しはできないが預金に振り替えたりして、課税口座として運用ができる。
(7)制度終了後は20歳まで非課税管理勘定へ移行し、成人後は、成人NISAへ自動移行できる。
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■「熱中症」の労災認定について
〇屋外作業者等に発症した「熱中症」が業務上疾病として認定されるかどうかは、作業環境、作業内容、労働時間等を総合的に勘案して判断されることになりますが、以下の認定要件が示されています。
〇一般的認定要件
(1)業務上の突発的またはその発症状態等を時間的、場所的に明確にし得る原因が存在すること。
(2)当該原因の性質、強度、これが身体に作用した部位、災害発生後発病までの時間的間隔等から災害と疾病との間に因果関係が認められること。
(3)業務に起因しない他の原因により発病(または増悪)したものでないこと。
〇医学的診断要件
(1)作業条件および温湿度条件等の把握
(2)一般症状の検診(痙攣、意識障害等)
(3)作業中に発症した頭蓋内出欠、脳貧血、てんかん等による意識障害等との鑑別診断
〇労災の補償対象となるかどうかは、上記通達に基づく確認調査のうえ判断されることになり、労災請求を受けた労働基準監督署においては、当該労働者の作業内容、作業環境、労働時間等の報告を求め、主治医への意見照会等を行うことになります。
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■私の好きな山・登山道(長野県編笠山・権現岳)
〇八ヶ岳連峰の南端に見事な延長を盛り上げる編笠山は、手軽に登れるため人気が高い。そして、編笠山の北東に鋭い岩峰を突き上げるのが主峰赤岳と対峙する権現岳です。日帰りは9時間程度要するため、山中一泊(遠い飲み屋ののれんがかかる青年小屋)がおすすめです。
〇登山口である観音平は、1560mで、編笠山は2524m、権現岳は標高2715mです。
〇編笠山頂上は岩塊に覆われているが広々しており、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、南アルプスの山並みが満喫できます。青年小屋からシラビソの樹林を超えると、岩屑のすべりやすい道となり、権現小屋を超え、平坦な頂稜にでる。権現岳の頂上は東端に突き出た岩峰で、北面は人ひとり程度の頂で、北面は切れ落ちている。
復路は往路と異なり、クサリ場を下り、三つ頭、木戸口公園を経て急な下りを経て、観音平駐車場に戻る。
〇編笠山・権現岳のHP:http://homepage3.nifty.com/harikonotora/gongendake.htm
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■私の好きな温泉(長野県本沢温泉)
〇今回は、編笠山・権現岳周辺に適当な温泉地がないため、八ヶ岳周辺の温泉地として本沢温泉を紹介します。天狗岳、硫黄岳へ2時間の位置にある、標高2100mの日本最高所にある露天風呂です。
〇本沢温泉は、明治7年創業で、露天風呂「運上の湯」、凍てつく湯小屋「石楠花風呂」があります。 宿泊時のみでなく、日帰り温泉としても利用できます。なお、露天風呂は混浴です。
〇泉質は、酸性含硫黄ーカルシウム・硫酸塩泉です。
〇露天風呂は、ガレ場にあり、硫黄岳の荒々しい山塊がまじかに見えます。
〇駐車場は、3カ所ありますが、4Wでない車だと手前の駐車場に止めて、1時間ほどの行程です。
〇本沢温泉のHP:http://www.yatsu-honzawaonsen.com/
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