▼▼御茶ノ水アドバイザー通信（ＶＯＬ８７）▼▼平成２７年１０月３０日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■アベノミクスで富裕層が急増している
■違法な解雇による損害賠償責任の有無
■私の好きな山・登山道（北海道雌阿寒岳）
■私の好きな温泉（北海道阿寒湖温泉）
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アベノミクスで富裕層が急増している
〇金融資産から負債を引いた純金融資産を１億円以上保有する富裕層（１億円以上５億円未満）及び超富裕層（同５億円以上）（以下まとめて「富裕層」と呼びます）は、２０１３年時点で１００．７万世帯、２０１１年からの２年間で１９．７万世帯（２４．３％）も増加しました。その保有資産（純金融資産の総額）は、２４１兆円に達するとみられます。富裕層が急増した大きな要因として、アベノミクスが挙げられます。
２０１２年１２月２６日の第２次安倍内閣政権誕生以降、株価（ＴＯＰＩＸ）は、９６．３％上昇、対ドルの円レートは、４５．８％円安になりました。
仮に、金融資産の５０％を日本の株式（ＴＯＰＩＸと連動）、２０％を米ドルで保有している富裕層がいたとしたら、この間の株価上昇と円安効果で、保有金融資産はおよそ１．５倍になったことになります。
一般に資産が多い人ほど金融資産に占めるリスク性資産の比率が高いため、株価や円安の恩恵を資産の時価評価額の上昇という形で直接的に受けます。これがアベノミクスで富裕層が急増したカラクリなのです。
〇日本の相続マーケットは、年間４６．４兆円（純資産ベース）です。今後の人口構成 の変化を勘案すると相続マーケットの規模は１０年以上にわたって増加すると予想されます。一時的なブームに終わった退職金のマーケットに比べて、そのインパクトは大きく、かつ、長く続きます。相続マーケットのもう一つの特徴は、大規模な地域間の資産移転が起きることです。三大都市圏以外の地方から首都圏への相続資産の移転額は、今後１０年間で３６兆円に達します。１年あたりに直すと３．６兆円であり、平均的な地方銀行の預金残高に匹敵する規模です。
また、地方圏の富裕層の資産が首都圏のこども世代に移転する相続資産の額は年間７４００億円程度と見込まれます。富裕層の相続資産が地域間移転すれば金融機関のスイッチが増えます。今回の常陽銀行と足利銀行の合併は金融資産の移動による地方銀行の貯蓄減少が想定されるからです。
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■違法な解雇による損害賠償背金の有無
〇現行法の解雇規制は、解雇無効による職場復帰を前提とするものですが、解雇を巡る争いの中には、解雇された従業員が職場復帰を望まず金銭解決を求めるものも少なくありません。こうしたケースに対し、従来の裁判では、就労の意思がないことを理由に会社には損害賠償責任がないとされるものもありましたが、近年では、解雇が不法行為に該当する場合には、損害賠償金が生じると判断されるものが多くなっています。
性急・拙速というような、著しい解雇権の濫用を伴う試用期間終了後間もない従業員に対して、回避努力もなく解雇が行われた当該事件では、あまりに性急・拙速ということで、著しい解雇権の濫用行為であり、不法行為上も著しく社会的相当性にかけ、会社に損害賠償責任があるとされました。（三枝商事事件 東京地裁 ２０１１．１１．２５）
この事件では、再就職に必要な期間である３カ月分相当額の支払いが命ぜられた。ほかの事案では、多くが３～６カ月分程度の給与相当額が支払い水準となっている。
〇一方、慰謝料については、従来突然の雇用機会の喪失により一定の精神的苦痛を被った可能性はあるが、賠償責任はないとされてきました。ただし、常に慰謝料を支払わなくてよいということでなく、一貫して雇用の継続を希望する意向を表明していた事案では、３０万円の慰謝料の支払いが命ぜられた事例があります。
（Ｏ法律事件事務所（事務員解雇）事件名古屋高裁２００５．２．２３）
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■私の好きな山・登山道（北海道雌阿寒岳）
〇活火山であり、標高１４９９ｍで、日本百名山のひとつです。
〇登山口は、オンネトーコース、阿寒湖畔コース、野中温泉コースの３つがありますが、野中温泉コースが一般的登山コースです。
〇雌阿寒温泉から針葉樹林帯を歩くが、４合目を過ぎると、活火山らしい景観となり、火山礫の急坂を高度を上げて登ると、火山縁の取り付きの９合目となる。山頂は時計回りにわずかな距離で到達する。往復３時間半程度の行程です。活火山らしい大地の轟音が耳をつらぬく経験が味わえます。
〇現在噴火警戒レベル２で火口周辺の規制があるので気象庁の告知を確認のうえ登山下さい。
〇雌阿寒岳のＨＰ：http://www.ashoro-kanko.jp/meakan-tozan/
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■私の好きな温泉（北海道阿寒湖温泉）
〇阿寒湖温泉は、阿寒湖湖畔にある温泉で、宿泊施設が２２軒ある。釧路駅からバスで２時間ほどの距離にある。
〇泉質は、単純泉。硫黄泉で、アルカリ制です。無色透明、黄褐色です。
〇開湯は、今から約１４０年前で当初はアイヌの人々が利用する温泉であったが、１９３４年（昭和９年）に阿寒湖国立講演に指定され、観光地として発展してきた。２００９年中国のラブコメディ映画「狙った恋の落とし方」で紹 介され、中国観光客が増加しています。
〇阿寒湖温泉のＨＰ:http://www.lake-akan.com/
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江川社会保険労務士・ＦＰ１級・行政書士事務所
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