▼▼御茶ノ水アドバイザー通信[VOL90]▼▼平成27年12月15日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■2016年度税制改正大綱の概要
■若者の正社員が増加
■パート就労拡大のための助成金支出へ
■私の好きな山・登山道(大分県・福岡県英彦山)
■私の好きな温泉(大分県日田市天ヶ瀬温泉)
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■2016年度税制改正大綱の概要
〇今回の改正は、安倍政権が掲げる「新三本の矢」「一億総活躍社会」を後押しする。「企業が収益力を高め、前向きな国内投資や賃金引上げにより積極的に取り組んでいくよう促していく必要がある」と明記した。
〇柱は法人税改革だ。企業の所得のうち税金として納める割合を示す法人実効税率は18年度までの段階的な引き下げを明記。16年度に29.97%にして、18年度に29.74%に下げる。13年度の37%からの下げ幅は7%超になる。財源は赤字企業などにもかかる外形標準課税の拡大などで確保し、先行減税は避けた。
経済界は「ゾンビのような企業が経済の足を引っ張るより、新陳代謝を図る方が資本主義の常道だ」などと歓迎している。
〇赤字企業が多い中小企業への配慮として、設備投資への固定資産税の減税措置を導入する。新たに購入する機械などにかける固定資産税を3年間、半減する。法人実効税率の引き下げと両輪で国内の設備投資を促す。
〇農業の競争力強化を図るため、農家が農地中間管理機構(農地バンク)を通じて企業などに10年以上農地を貸し出して固定資産税を一定期間半減する。耕作放棄地の固定資産税は1.8倍にして農地の集約を進める。減税は16年度、増税は17年度から実施する。
〇市販薬を一定金額以上買うと税負担を減らせる制度を導入する。訪日外国人向けに消費税の免税措置を拡充し、企業の交際費を税務上の損金として法人税の負担を減らす特例措置を延長する。
〇軽減税津は低所得層の負担緩和を重視し、すべての生鮮食品と加工食品を対象として1兆円規模の減税を実施する。
〇自動車購入時の新税として、17年度自動車取得税に代わり導入する。新税は環境性能に応じて支払う制度とし、環境負荷の低い車は税率0%。17年度新車販売台数の半数以上が該当する見込み。
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■若者の正社員が増加
〇総務省の労働力調査によると、学生を除く15歳~24歳の正社員は4~9月期に264万人となり、前年同期より6万人増えた。前年を上回るのは2年連続となる。男性は中卒と高卒、女性は大卒が中心でそれぞれ3万人と2万人増えた。
〇産業別にみると、医療・介護・保育で女性中心に8万人増えたことが目を引く。製造業も男性を中心に5万人増えた。日本総合研究所の山田久調査部長は「企業が正社員で囲い込む動きは当分続くだろう」とみる。少子化による人手不足が続いているためだ。待遇の改善も進んでおり、15年春入社の新卒学生の初任給は大卒が20.2万円、高卒が16.1万円でともに2年連続で増えている。
〇若い世代の正社員が増えることは、将来の日本経済にとってプラスになりそうだ。正社員は雇用が安定しているうえ、平均給与が468万円と非正規の170万円を大きく上回る。
〇ただ、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、医療・福祉や建設業の平均年収は、正社員で見ても330万円前後で、金融・保険業(464万円)、教育学習支援業(436万円)より低い。初任給に大きな差はないが賃金カーブは小さく、中年で差が開きやすいためだ。正社員になることで雇用は安定するものの年功序列による賃金上昇の恩恵はうけにくくなっているとの見方も強い。
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■パート就労拡大のため助成金支出へ
〇年収が130万円を越すと年金や医療の保険料が20万円近く発生する。「130万円の壁」と呼ばれるパートの主婦は働く時間を抑える傾向にある。16年10月から従業員501人以上の企業では厚生年金や社会保険の加入基準が下がり保険料が発生する年収基準は130万円から106万円に下がる。諮問会議では「人手不足が一層深刻になる」と厚労省に対応を求めていた。
〇対策は16年4月から19年度まで4年間実施する。(1)大企業で2%、中小企業で3%以上の賃上げ、(2)パート労働者が働く時間を週5時間以上延長、(3)厚生年金や企業健保にパート労働者が加入するなどが条件。
労働時間の拡大に対しパート労働者1人当たり20万円、賃上げ率に応じて2万円以上の助成金を支給する。
現在、時給1000円で週20時間働くと年収は104万円。社会保険料もないため手取り額も同じ104万円。 (税金は計算の対象外とした場合)
新制度の適用を受け1030円の時給で週25時間働く場合、年収は約30万円増加し、133.9万円、社会保険料の19.4万円を引いた114.5万円が手取り額となり、104万円を上回る 。助成金の支給は都道府県ごとに1事業所当たり最大600万円が上限になる。財源は特別会計の雇用保険を活用し支給額は4年間で約400億円を見込む。
〇今回の助成金事業は19年度までの緊急対策の位置づけで、対象となる20万人で1600万人パート労働者の1%強に過ぎない。また、年収130万円以下の専業主婦の専業主婦世帯の税負坦を軽くする配偶者控除の見直しが課題となっている。
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■私の好きな山・登山道(大分県・福岡県英彦山)
〇福岡県田川郡添田町と大分県中津市にまたがる標高1199mの山で、日本二百名山のひとつである。
〇また、弥英彦山(新潟県)、雪彦山(兵庫県)とともに日本3彦山に数えられる。
〇福岡県では釈迦岳(1231m)につぐ2番目に高い山で、山域は福岡県と大分県の県境未確定地域となっている。
〇山の中腹500m近辺に英彦山神宮奉幣殿があり、多くの参拝客が訪れる。
〇石段と鎖つき岩壁でたどり着く「望雲台」と呼ばれる切り立った足場30センチの岩壁は、自己責任で登るロッククライミングの名所となっている。
〇この山を根城とする豊前佐々木氏は、戦国時代の領主で、巌流島の決闘で有名な佐々木小次郎はこの豊前佐々木氏の出身で、細川忠興が佐々木氏弱体を図るため宮本武蔵を利用して決闘を仕組んだという説がある。
〇英彦山のHP:http://www.soeda-kankou.com/area01/course04.html
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■私の好きな温泉(大分県日田市天ヶ瀬温泉)
〇玖珠川沿いに約18件の旅館がひしめいており、かつては河川敷を掘ればどこでも温泉が湧いたという。
〇泉質は硫黄泉、単純温泉です。
〇開湯は、奈良時代に書かれた「豊後国風土紀」にその名が登場しているのでそれ以前の開湯と考えられる。
〇最寄駅は、九大本線「天ヶ瀬」駅下車すぐです。
〇筑豊の炭鉱がにぎわっていた頃は、炭鉱関係者の保養地としてにぎわいを見せていた。
〇天ヶ瀬温泉のHP:http://www.amagase.info/spot/
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江川社会保険労務士・FP1級・行政書士事務所
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〇湯の山温泉(三重県三重郡菰野町湯の山温泉)
〇歴史は古く、養老2年(718年)淨薫和尚が薬師如来のお告げにより発見されたと伝えられ、傷ついた鹿が傷をいやした伝説から別名「鹿の湯」とも言われています。
〇泉質は、アルカリ性ラジウム泉です。胃腸病、神経痛、外傷に効果があり、また美肌の特効薬ということもあり、美人の湯として女性に人気があります。
〇御在所岳は愛知県の香嵐渓と並ぶ東海地方屈指の紅葉の名所のため、紅葉時は山ばかりでなく湯の山温泉も大混雑となります。
〇近鉄湯の山線「湯の山温泉」で下車ですが、名古屋駅からも簡単にいくことができます。
〇湯の山温泉のHP:http://www.yunoyama-onsen.com/
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