▼▼御茶ノ水アドバイザー通信（ＶＯＬ９４）▼▼平成２８年２月１５日号
このメールマガジンは、過去に名刺交換させていただいた方に送らせていただいています。
目次
■「マンション節税」防止に向けた動き
■２０１６年度公的年金の受取額は据え置きを発表
■雇用は依然堅調
■生命保険情報
■私の好きな山・登山道（島根県三瓶山）
■私の好きな温泉（島根県三瓶温泉）
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■「マンション節税」防止に向けた動き
〇総務省と国税庁は、２０１８年にも価格の割に相続税が安く済む高層マンションを節税目的で購入する動きに歯止めをかける検討に入った。現在は階層や購入価格にかかわらず一律となっている相続税の「評価額」を高階層に行くほど引上げ、節税効果を薄める。高階層の物件は税負担が増える一方、低階層を中心に税負担が軽減される人も出てきそうです。
〇マンションなどの相続税を計算する際の基準になる総務省令の改正案を今秋にまとめ、今年末に与党の税制調査会にはかる予定。早ければ１７年に省令を改正し、１８年１月から実施する予定。
〇高層マンションでは、相続税の算定基準となる「評価額」は階層や日当たりになどの条件が付かず一律です。
マンションの評価額を各戸の所有者がそれぞれ床面積で均等に分割しているからです。
国税庁が全国の２０階以上の物件を調査したところ、相続税の評価額は平均で市場価格の３分１にとどまっている。この結果、資産家が超高層の部屋を買えば現金で相続する場合よりも相続税を減らせることが多い。
〇例えば現金１億円を相続すれば非課税枠を考慮しない場合で税率３０％であれば３０００万円の税金がかかる。一方１億円で高層マンションを買えば課税上の評価額が数分の１となり、評価額が３０００万円なら相続税は１５％相当の４５０万円ですむ。
〇市場価格１億円の高層マンションを相続すると、３０００万だった評価額が省令改正で４０００万円となり、税率も２０％にアップして８００万円に増える計算となる見込みです。
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■２０１６年度の公的年金受取額は据え置きを発表
〇厚生労働省は１月２９日、２０１６年度の公的年金の受取額を発表した。厚生年金を受け取る夫婦２人のモデル世帯で月２２万１５０４円で事実上据え置きになる。年金額を決める際の基準になる名目の手取り賃金が減り、年金額は３年ぶりに横ばいとなった。厳密にはモデル世帯の厚生年金の受取額は１５年度に比べ３円減るが、これは端数処理の仕方がかわったためです。
〇年金額は毎年度見直ししている。改定の基準になるのは物価上昇率と賃金変動率の二つです。総務省が発表した１５年の消費者物価指数（ＣＰＩ）は０．８％だった。ＣＰＩが前年を上回るのは３年連続。一方、厚労省によると、名目の手取り賃金は、０．２％減だった。改定の基準になる賃金が減っても物価が上昇しているため年金額は減額されない。このため、１６年度は据え置きとなった。
〇月２２万１５０４円もらえるのは夫が平均的収入（賞与を含む月額寒山４２．８万円）で４０年間働き、妻が専業主婦の場合です。国民年金は満額で６万５００８円。満額を受け取るには４０年間保険料を払い続ける必要がある。
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■雇用は依然堅調
〇厚生労働省が１月２９日に発表した２０１５年平均の有効求人倍率は１．２倍と１９９１年以来、２４年ぶりの高水準となった。総務省が同日発表した完全失業率も３．４％で９７年以来、１８年ぶりに低い水準だった。
生産や消費は低迷しているが、宿泊・飲食。医療・福祉を中心に人手不足が続いており、雇用情勢は堅調です。有効求人倍率は全国のハローワークで仕事を探す一人あたりの求人が何件あるかを示す。
〇２０１５年１２月の有効求人倍率は前月より０．０２％増の１．２７倍。仕事を探す人が減っている一方で企業の求人は増えており、採用が難しい状況が続く。雇用の先行指標とされる新規求人数は前年同月より ６．２％増の７８万９８０人だった。宿泊・飲食（１６．７％増）、医療・福祉（７．６％増）などで求人数の増加が目立った。
〇１５年平均の完全失業率は、５年連続で低下した。１５～６４歳は７３．３％、男女別でも女性の就業率が６８年以降最高の６４．６％だった。１５年３月以降、完全失業率は３％台の前半の低い水準で推移しており、総務省は「雇用情勢は引き続き改善傾向で推移している」とみています。
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■生命保険情報（終身払い一時保険）
〇今年に入り、世界経済は変調をきたし、株価や為替が乱高下し、投資リスクが著しく増幅しています。
このため、利回りが低い１０年物国債に人気が集中しています。証券会社、銀行ではラップ口座を推奨していますが、さすがにこの乱高下では対処できないと思います。
〇終身払い一時保険は、購入時に受け取る保険金が確定しており、死亡保険金として相続人が受け取るときは非課税枠がご利用できる妙味もあります。
〇先行き不透明な市場でも安定運用が期待できる終身払い一時保険の購入をぜひご検討ください。
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■私の好きな山・登山道（島根県三瓶山）
〇島根県のほぼ中央部、出雲と石見の境にそびえる。隣の鳥取県大山が荒々しい男性なら、三瓶山はその名もやさしい女性であろう。ともに中国地方の名山の双璧です。
〇昭和３８年（１９６３年）に、大山、隠岐、島根半島、三瓶山の地域を合わせて大山隠岐国立公園に指定された。
〇裾野の西・東・北側にそれぞれ広大な草原をもったトロイデ型火山で、美しい裾野のうえには男三瓶山、女三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山、太平山などの峰々が連なり、その内側に室ノ内火口がある。男三瓶山北斜面にはブナの美しい自然林がみられるなど、四季折々に変化にとんだ自然に恵まれ、ハイキングや登山でにぎわっています。
〇登山コースは西ノ原、東ノ原、北ノ原よりそれぞれ約２時間、全山縦走で５時間程度。頂上からは北東に隠岐、島根半島、東より南西にかけては中国山脈が望めます。
〇三瓶山のＨＰ： http://find-travel.jp/article/21219
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■私の好きな温泉（島根県三瓶温泉）
〇三瓶山の南麓に点在する温泉の総称です。国民宿舎２軒のほかペンションがあります。三瓶山は高原リゾートとして人気があるが、温泉地一帯は昔ながらの湯治場の雰囲気が残っています。
〇秋から冬にかけては雲海がみられ、壮観です。
〇泉質は含塩化土類食塩泉で、鉄分が多いため酸化した鉄の湯の花が多く、膨大な湯がかけ流しとなっている。
〇ＪＲ山陰線「太田市」駅下車、石見バスで４０分程の行程です。
〇三瓶温泉のＨＰ：http://www.sanbesou.jp/
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江川社会保険労務士・ＦＰ１級・行政書士事務所
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