〒101-0021
東京都千代田区外神田2-1-4-103
事務所案内
10月18日
発行者 〒101-0021
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江川社会保険労務士・行政書士事務所
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発行:2012年10月18日
江川事務所だより(NO39)
10月に入り、ようやく秋らしくなりましたがいかがお過ごしですか。
10月8日には、2012年のノーベル生理学・医学賞を、iPS細胞を開発した山中伸弥京都大学教授が受賞しました。
iPS細胞は、患者自身からiPS細胞を作り出し、拒絶反応のない移植用組織や臓器の作成が可能となり、再生医療への応用が期待されています。また、
iPS細胞を特定の細胞に分化誘導することで、従来は採取困難であった組織の細胞を得ることができ、今まで治療法のなかった難病に対し薬剤の効能・毒性を評価することが可能となり、全く新しい医学分野を開拓できる可能性があります。日本人としては19人目の受賞です。
世界のiPS細胞をめぐる開発競争および特許戦争が激しくなることも予想されますが、山中先生はまだ50歳ですし、今後のご活躍を期待したいです。
また、枯れた老人役の演技で知られ、舞台・映画・テレビで活躍された俳優で、劇団民芸代表の大滝秀治さんが、10月2日に肺扁平上皮がんのためにお亡くなりになりました。享年87歳。
映画「あなたへ」では、主人公(高倉健)が亡き妻の骨を船から平戸の海にまき、港に戻る漁師を演じた大滝さんが、「久しぶりに、きれいな海ばみた」と話すひとことが大変印象的でした。私もこの映画を見てこの場面が非常に印象的でした。
39号の事務所便りをお届けします。また、10月より私のホームページを新しく更新しましたのでご閲覧いただければ幸いです。
1.高年齢法の指針(案)が発表に
事務所便りNo37号で、改正高年齢法が成立したとお伝えしましたが、平成24年10月2日に厚生労働省より「高年齢者確保措置の実施及び運用に関する指針」の概要について、が発表されました。その中で、継続雇用制度について次のように示されています。
①継続雇用制度を導入する場合には、希望者全員を対象とする制度であること。
②継続雇用制度の対象者を雇用する企業の範囲の拡大については、事業主は、その雇用する高年齢者を当該特殊関係事業主(子会社や関連会社等)が引き続いて雇用することを約する契約を、特殊関係事業主との間で締結する必要があること。
③継続雇用しないことができる例として、
a.心身の故障のため業務に耐えられないと認められること
b. 勤務状況が著しく不良で引き続き従業員として職責を果たしえないこと
等就業規則に定める解雇事由または退職事由(年齢に係るものを除く)
に該当する場合とされました。
この指針は、まだ案ですが近いうちに(11月上旬頃)に正式に発表
される予定です。皆様の会社の、就業規則の解雇規定、服務規律、退職
規定等を確認してください。
2.雇用調整助成金・中小企業緊急雇用安定助成金の支給要件の変更
平成24年10月1日以降(被災3県は6ケ月遅れで)、次の通り内容の一部が変更されたのでご留意ください。
(1)生産量要件の見直し
①対象期間の初日(助成金の利用開始日)を平成24年10月1日以降に設定する場合に適用されます。
②現行→最近3ケ月の生産量または売上高が、その直前の3ケ月または前年同期と比べ5%以上減少が、
変更後→最近3ケ月の生産量または売上高が、前年同期と比べ10%以上減少(中小事業主で、直近の経常損益が赤字であってもこの要件が適用されます)
(2)支給限度日数の見直し
①上記(1)①と同じ
②現行→3年間で300日(1年間での限度なし)
変更後→1年間で100日(3年間で300日)
(3)教育訓練費(事業所訓練費)の見直し
①平成24年10月1日以降の判定基礎期間から
②現行→ 雇用調整助成金:2000円
中小企業緊急雇用安定助成金:3000円
変更後→雇用調整助成金:1000円(半額になる)
中小企業緊急雇用安定助成金:1500円(半額になる)
以上